スタッフブログ

Staff blog

2022.12.13|ブログ

第12回腎不全研究会

2022.12.10
「第12回腎不全研究会」

CKDは慢性腎不全の予備軍と考えられます。そのため、適切な健康管理や治療を行う必要があります。CKDはその時期によって治療方針が異なります。CKDは進行してから治療に取り組んでも元の機能を取り戻すことができない不可逆的な疾患です。CKDが進行すれば腎不全になります。

私たちは腎不全研究会に定期的に参加し、腎不全に関わる病態や治療など、参加される先生方と共に考えてまいりました。

腎不全の進行を防止する・保存期や透析期の治療・腎不全の病態解明・腎不全の臨床研究を拝聴してまいりました。また、当院の知久副技士長による「当院の運動アプローチ」と題し、CKD期の治療セッションで発表させていただきました。

末期腎不全状態は命に関わる状態であり、心臓疾患や脳血管障害も起きやすくなります。また、末期腎不全になれば治療には透析や腎移植しかないのが現状で、CKDの人が大切なのは腎不全に近づかないよう健康管理を行うことが、我々腎不全研究会の使命であると感じています。

腎臓の機能を代替する人工透析治療。糖尿病などの病気をきっかけに腎不全に陥り、腎臓の機能が廃絶した患者に対し施行される代表的な治療方法のひとつです。透析治療は、世界で300万人を超える腎不全患者の救命・延命に成功しましたが、そこにはいまだ課題が山積しています。より患者の負担を少なく、より長く命を延ばすために、新たな人工腎臓治療の分野を開拓せねばなりません。

신부전연구회에 참가해서 우리가 시행하고 있는 CKD 대책을 소개했습니다.
参加了肾功能衰竭研究会,介绍了我们正在进行的CKD对策。
I participated in the Study Group on Kidney Failure and introduced the CKD measures we are implementing.

2022.12.13|ブログ

糖尿病治療Web講演会

2022.12.9
「糖尿病治療Web講演会」
共催:ノボノルディスクファーマ株式会社
共催:MSD株式会社
18:45~19:25

《予後改善を目指す糖尿病治療の新戦略》

HbA1cを標的とした糖尿病コントロールは心血管死亡を減少させない可能性がある

・あまりに厳格なHbA1cコントロールは、予後を悪化させる可能性がある

・メトホルミン、SGLT-2阻害薬、GLP-1受容体作動薬は予後に影響するエビデンスを有する

・DPP-4阻害薬は、日本人の予後を改善させるのかもしれない

・糖尿病症例に対しては、予後改善を目指し包括的な介入を行う必要がある

【2型糖尿病治療剤経口GLP-1受容体作動薬リベルタス(Semaglutide(セマグルチド))】

血糖値を下げるインスリンの分泌を促進するほか、胃腸の動きを調整し食欲の抑制が可能です。血糖値を低下させるはたらきがあるため、糖尿病の治療薬として使われています。

GLP-1受容体作動薬は、注射を使ってGLP-1を投与するものがほとんどですが、リベルサスは口から飲める(経口投与できる)ことが特徴です。

【リベルサスの主な特徴】
自然に食欲を抑えられる
太りにくい体質になれる
自宅で治療を続けられる
注射が苦手な方でも摂取しやすい

リベルサスの服用によって自然に食欲が抑えられ、空腹感も少なくなります。食事量が減ることでダイエットの効果が期待できます。

内臓脂肪の燃焼や基礎代謝の向上も見込めるので、体質を改善できる可能性が高いです。

また1日1回錠剤を経口投与するので、他の注射タイプのGLP-1受容体作動薬と比べて痛みがなく、利用しやすいです。

ハードな運動や厳しい食事制限は必要なく、適度な運動と食習慣の見直しでダイエット効果を見込めます。

「2型糖尿病治療薬」の承認を受けている

リベルサスは、「2型糖尿病治療薬」として製造販売の承認を受けています。日本では2020年に承認を取得し、2021年2月から販売が開始されました。(参照:新医薬品として承認された医薬品について|厚生労働省)

食事や運動療法で効果が出ない2型糖尿病患者は、リベルサスで血糖値のコントロールができます。飲める糖尿病の治療薬として、新しいGLP-1受容体作動薬です。

リベルサスは国内で販売が認められているため、有効性があり、服用リスクの少ない医薬品と言えます。

※発表内容は、演者個人の見解に基づいたものであります

제2형 당뇨병 치료제 경구 GLP-1 수용체 작동제 Semaglutide에 대해 학습했습니다.
学习了2型糖尿病治疗剂口服GLP-1受体激动剂Semaglutide。
We learned about type 2 diabetes medication, oral GLP-1 receptor agonist Semaglutide.

2022.12.9|ブログ

HIF-PH阻害薬適正使用WEBセミナー

2022.12.8
「HIF-PH阻害薬適正使用WEBセミナー」
主催:鳥居薬品株式会社 19:00~19:40

《HIF-PH阻害薬と血栓塞栓症》

心不全では高率に貧血、CKDを合併し、心不全の予後悪化に関連する。心不全に合併した腎性貧血の治療に対しては、現在までに予後改善の観点からはUnmet Medical Needs(アンメット・メディカル・ニーズ:いまだに治療法が見つかっていない疾患に対する医療ニーズのことが存在する)が存在している。新しい貧血治療薬であるHIF-PHIは心不全をはじめとする循環器疾患に合併する腎性貧血に対する新たな治療オプションとして期待される。

一方で、HIF-PHIには鉄欠乏状態の促進、血栓塞栓症のリスクなどが考えられるため、その使用においては、Hb上昇速度や鉄欠乏の定期的チェックと必要に応じ経口鉄材などによる鉄補充を考慮することが必要である。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

HIF-PH 저해제와 혈전색전증에 대해 배웠습니다.
学习了HIF-PH抑制剂和血栓栓塞。
I learned about HIF-PH inhibitors and thromboembolism.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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