ブログ

小山地区医師会学術講演会

2022.6.29 ブログ

小山地区医師会学術講演会

2022.6.28
「小山地区医師会学術講演会」
19:00〜20:00    Zoom
共催:小山地区医師会
ノーベルファーマ株式会社
株式会社メディセオ

(院長が座長を務めました)

『低亜鉛血症とその関連疾患』
【亜鉛とは】
亜鉛とは、人が健康を維持するために必要な栄養素です。亜鉛は全身の細胞内に存在しています。亜鉛は全身の細胞に存在し、免疫システムが侵入してきた細菌やウイルスを防御するのに役立ちます。タンパク質およびDNA、つまりすべての細胞の中にある遺伝物質を合成するためにも、亜鉛は体に必要です。妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分に成長・発達するために亜鉛を必要とします。亜鉛は創傷治癒にも有用で、適正な味覚や臭覚にも重要です。

【低亜鉛血症とは】
亜鉛不足は、血液検査で調べることができます。健康な人の血清亜鉛(血液中の亜鉛)の基準値は、日本臨床栄養学会では80~130μg/dLとしていますが、この血清亜鉛値が低下し、体内の亜鉛が不足した状態を「低亜鉛血症」と言う。

【亜鉛不足によってもたらされる病態】
味覚障害、食欲低下、発育障害、皮膚症状、脱毛、性腺機能不全、創傷治癒遅延、易感染性、等の多彩な症状があるそうです

【亜鉛不足を合併する疾患並びに医療処置】
C 型肝炎・肝硬変、糖尿病、腎不全・透析等が報告されているそうです。亜鉛が欠乏したら、栄養の見直して、亜鉛含有量の多い食べ物(牡蠣等)を摂取が良いのですが、目標の亜鉛値まで速やかに上げるためには、亜鉛薬剤(ノベルジン:Nobelzin)酢酸亜鉛水和物(Zinc acetate hydrate)処方も検討した方が良さそうですが、亜鉛が過剰になると、銅が欠乏するので注意が必要です。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

저아연혈증에 대해 학습했습니다.
学习了关于低锌血症的知识。
I learned about hypozincemia.

2022.6.25 ブログ

CKD診療UP TO DATE 2022

2022.6.24
「CKD診療UP TO DATE 2022」
19:00~20:00 ZOOM
主催:小野薬品工業株式会社・アストラゼネカ株式会社

当院の朝倉院長が座長を務めました

『これからの慢性腎臓病治療』
~早期介入の意義~

①CKDの啓蒙、進展抑制のための活動はJKA(日本腎臓協会)を中心に進んでいくことが期待される。

②蛋白尿陽性CKD合併高血圧の場合、RA系阻害薬を用いた積極的な降圧により、腎予後悪化は抑制される。

③蛋白尿陰性CKD合併高血圧の場合、積極的な降圧で腎予後が期待できない可能性もあるが、生命予後については改善される。

④DKDの場合、特にアルブミン・蛋白尿陽性例では、降圧薬はRA系阻害薬を推奨したい。

⑤腎保護を見据えたSGLT-2阻害薬の処方がますます増えると考えられる。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

다파글라이플로지인은 2형 당뇨병 환자의 심혈관 이벤트를 억제하는 효과를 나타내고 있다.
또 신장 보호를 내다본 SGLT-2 저해제 처방이 갈수록 늘어날 것으로 보인다.
Dapagliflozin显示出抑制2型糖尿病患者心血管事件的效果。
另外,可以认为着眼于肾保护的SGLT-2抑制剂的处方越来越多
Dapagliflozin has been shown to inhibit cardiovascular events in people with type 2 diabetes.
In addition, the prescription of SGLT-2 inhibitors with a view to renal protection is expected to increase.

2022.6.25 ブログ

エベレンゾWEBシンポジウム

2022.6.21
「エベレンゾWEBシンポジウム」
19:30~20:15
主催:アステラス製薬株式会社

『ロキサデュスタットの有用性』
~安全性を中心とした最新の知見~

①エベレンゾの造血効果
(4w~8wでターゲットHb値に達成が期待)

②鉄代謝に対する作用
鉄吸収への作用
貯蔵鉄利用効率の改善
ESA低反応性を示す例に有効
トランスフェリンの増加効果

③国内試験結果ではESAと比べ網膜症の発症・進展リスク増加していない

④海外pooled解析結果では、MACE、MACE∔、全死亡でプラセボとの非劣勢が証明

⑤鉄代謝亢進に伴う管理の工夫
フェリチン>100ng/ml、TSAT>20%を基準
とし、TIBCの変化(トランスフェリン増加)
も参考にすると管理がしやすい

高用量のエベレンゾで治療効果が十分得られる
場合はエベレンゾの減量を試みる

⑥高齢者や血栓症リスクがある方では、エベレンゾの造血効果が高いことを踏まえ、適切に投与量の調節を図る

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

Roxadustat의 안전성을 중심으로 한 최신 지식을 들었습니다.
学习了以Roxadustat的安全性为中心的最新见解
I heard the latest findings focusing on the safety of Roxadustat.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

Archives