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血液透析リスキリングWebセミナー

2023.2.23 ブログ

血液透析リスキリングWebセミナー

2023.2.21
「血液透析リスキリングWebセミナー」
主催:協和キリン株式会社 19:00~20:00 Web

≪腎臓リハビリテーション:新しい考え方とその実践≫
《腎臓リハビリテーションとは》
腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的・社会的影響を回復させる長期にわたる包括的なプログラム

《腎臓リハビリテーションのニーズ》
高齢化・社会構造の変化・CKD患者の増加
⇒フレイル・サルコペニアを有する高齢CKD患者の増加

《かつては安静が腎臓病の治療だった》
ネフローゼ患者さんが運動すると一過性に蛋白尿が増加する
⇒安静が腎臓の治療と考えられていた時期があった

運動不足は糖尿病・鬱病・認知症など多くの病気を誘因する

《腎臓リハビリテーションの歴史》
2011年 日本腎臓リハビリテーション学会の設立(世界初)
2016年 保存期CKDに対する腎臓リハビリテーションの手引き
2016年 診療報酬改定:DKDステージ4(eGFR<30)に対する運動加算
2018年 腎臓リハビリテーションガイドライン発刊
2018年 腎臓リハビリテーション指導士制度、診療報酬適応拡大(eGFR<45)
2022年 透析中の運動療法に診療報酬加算

《腎臓リハビリテーションの課題》
・運動療法以外のエビデンス
ADLが低下した患者への長期間の運動介入効果は不明な点が多い
・運動習慣のない患者を、いかに行動変容を起こすか?維持するか?

《まとめ》
・腎臓リハビリテーションは運動・栄養・薬物治療・社会支援を含めた包括的なプログラムである。
・90日間の透析中腎臓リハビリテーション加算が新設されたが、長期間の患者支援が重要である。
・運動習慣がない患者を、いかに行動変容を起こすかが課題である。
・運動と栄養の両輪を上手に融合する。
・貧血治療は患者QOLに直結する。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

신장 재활은 아직 새로운 분야입니다.이해를 돕기 위해 세미나에 참가했습니다.
肾脏康复治疗还是一个新的领域。为了加深理解参加了研讨会。
Kidney rehabilitation is still a new field.I participated in the seminar to deepen my understanding.

2023.2.22 ブログ

With DM

2023.2.20
「With DM」
~糖尿病合併疾患の管理~
主催:バイエル薬品株式会社
19:00~20:00 Web

≪心房細動に合併する糖尿病≫
~最適な脳梗塞予防治療のために~

《脳梗塞に糖尿病・高血糖が合併すると》
rt-PA静注療法に反応不良
rt-PA静注後、血栓回収療法後予後不良
再発、死亡率、認知症発症リスクが高い

《糖尿病と心房細動発症リスク》
糖尿病は心房細動のリスク1.4倍
耐糖能異常は心房細動のリスク1.2倍
心房細動発症リスクは血糖依存性
肥満は心房細動リスク増加

《糖尿病と心房細動合併症の特徴と治療戦略》
①糖尿病と心房細動の意外な関係を理解
②糖尿病合併心房細動例におけるDOAC(リバーロキサバン)の有効性と安全性
③心房細動合併脳梗塞の脳梗塞再発の新たなリスク因子(アテローム病変とそのリスク)
アテローム血栓の既往のある症例に対するリバーロキサバンの可能

≪糖尿病性腎症の診断と介入≫
~尿検査の重要性と重症化予防~
透析導入にいたる原疾患として最も多いのは糖尿病性腎症で40.7%を占める

・2型糖尿病と腎障害を合併する患者は、2型糖尿病と腎障害のどちらも罹患していない患者と比較して、10年間の死亡率が47.0%上昇

糖尿病と腎障害を有する患者を包括的に捉えるための概念として、DKDや糖尿病合併CKDという用語が生まれてきた

フィネレノン群は心血管複合エンドポイントの発現リスクを13%有意に低下させた

フィネレノン群は腎障複合エンドポイントの発現リスクを18%有意に低下させた

2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者に対するフィネレノンの安全

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

당뇨병 합병증(심방세동, 뇌경색)에 대해 배웠습니다.
学习了糖尿病并发症(心房颤动、脑梗塞)。
I learned about diabetes complications (atrial fibrillation, cerebral infarction).

2023.2.20 ブログ

第28回山形透析技術フォーラム

2023.2.19
「第28回山形透析技術フォーラム」
~そうだったのか! 透析患者の下肢救済~

主催:山形県臨床工学技士会
共催:株式会社カネカメディックス
後援:山形腎不全看護研究会
13:00~15:20 WEB

≪レオカーナ治療の実際≫
《重症下肢虚血における治療戦略》
カテーテルによる血行再建術⇒血行再建術が手技的もしくは臨床的に不成功⇒
Rheocanaの施行

《患者さんの声》
治療中・・・足先がチクチクする。潰瘍部の痛みが増す。手先・足先がじんわり温か

治療を重ねると・・・皮膚の艶が良くなった。肌のかゆみが改善された。かゆみが無
くなり眠れるようになった。

《まとめ》
・残血を評価し、抗凝固薬の適宜調整をすること
・開始30分間は、特に血圧が下がりやすいため監視を強化するこ
・ブラジキニン対策にメシル酸ナファモスタットは有効性を感じる
・ブラジキニンが微小循環の改善との関連があると報告があり、患者の訴えなどから
も同様な効果があるのではないか
・間接的な作用として、皮膚の性状、痒みなどの改善がみられた

≪透析患者におけるLEADに対する皮膚灌流圧測定≫
《下肢閉塞性動脈疾患(LEAD)》
糖尿病や、喫煙、肥満などの生活習慣により、血液がドロドロで流れづらくなり、血
管が硬くなる状態を「動脈硬化」と言いますが、
この動脈硬化が足に起きた状態が「下肢動脈疾患(LEAD)」です。

《CLI/PADのSPPカットオフ値》
40~50mmHgとしている。

≪矢吹病院でのフットケアの取り組み≫
《透析患者のPADの特徴》
①透析導入から既に高頻度に合併している
②心脳血管障害の合併頻度が高い
③下腿末梢病変の頻度が高い
④跛行などの自覚症状が少ない
⑤血管石灰化を高頻度かつ高度に認める
⑥石灰化の発展している患者では再狭窄率が高い
⑦下肢大切断を受けた透析患者の予後は極めて不良である

《全身血管病としての足病変》
2008年・・・糖尿病合併症管理料算定(新設)
2016年・・・下肢末梢動脈疾患指導管理加算(新設)
2022年・・・下肢創傷処置・下肢創傷処置管理料(新設)

▽患者さんへセルフケアの支援
▽看護師さんへのフットケア指導
▽血流障害のアセスメント・・・『見て』『感じて』『聞いて』

視診⇒歩行状態、皮膚色変化、体毛減少、筋萎縮
触診⇒動脈血行障害:脈拍触知、静脈還流障害:浮腫や静脈瘤
聴診⇒動脈が触れなければドプラーを使用

▽透析導入期から(患者さんと出会い次第)フットケアに取り組む

≪カテーテル治療医から見た重症下肢虚血に対する集学的治療の現状と展望≫
~新しい治療選択肢「レオカーナ」の使用経験も含めて~

・末梢動脈疾患のカテーテル治療は、新規デバイスの登場により安全な初期成績だけでなく、長期成績も期待できるようになってきた

・重症虚血肢(CLTI)に対しては、血行再建だけでなく、「レオカーナ」などの有用な補助療法を併用し、多職種からの観察と指摘をいただいて、地域連携をとりながら集学的に治療していくことが望まれる。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

야마가타현의 풋케어 치료 노력을 배웠습니다.
学习了山形县的足部护理。
I thought Yamagata Prefecture’s foot care efforts were very wonderful.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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