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ウパシタWEBセミナー

2022.3.14 ブログ

ウパシタWEBセミナー

「ウパシタWEBセミナー」
主催:三和化学研究所 キッセイ薬品工業
≪CKD-MBDのエキスパートによる『ウパシタ』WEBセミナーシリーズ≫の『低Ca血症と心疾患リスクを再考する』という講演を拝聴致しました。
新たなカルシウム受容体作動薬である「ウパシカルセト:Upacicalcet」が誕生した今、透析診療における低Ca血症と心疾患リスクについて以下の事に注意が必要である。
血清Ca値は8.5㎎/dlを下回らない様に維持させることが重要である。
(Resumeより)
CKD-MBD診療にカルシウム受容体作動薬を日常的に使用する時代になり、血管石灰化対策として、リン吸着薬もカルシウム(Ca)含有ではなくCa非含有薬が主流になりつつあります。このような診療の変化は、透析前Ca値が徐々に低くなりつつあることにも現れています。
透析患者さんや慢性腎臓病患者さんを含む住民健診データにおいて血清Ca値が低いほど心臓突然死と関連することが報告されています。また我が国の維持透析患者さんのレジストリーデータによる血清Ca値と予後の関連を見た解析では、時間平均モデルでのみ、Ca値8.5㎎/dl以下で有意に死亡リスクが高くなることが分かった。
一方、カルシウム受容体作動薬はCa値低下を介して、心電図のQT時間延長を招く可能性があり、現在使用可能ないずれの薬剤も、Ca値低下とQT時間延長を重要な事象ととらえ、十分に配慮し使用することを注意喚起してい
ます。
Upacicalcet의 공부 모임에 참가했습니다.
参加了Upacicalcet的学习聚会。

2022.3.11 ブログ

CKD Expert Seminar

2022.3.10
「CKD Expert Seminar」
『HIF-PH阻害薬の特徴をつかんだ実践的処方』
主催:鳥居薬品株式会社
 HIF-PH阻害薬は5剤競合の中、それぞれの特徴を理解して処方をしなくてはならず、何を基準にしていくかは各医療機関に任させれている。
 今回は、エナロデュスタット(Enarodustat)の使用経験から、次年度の診療報酬改定後のHIF-PH阻害薬の役割や、ESA抵抗性に対しての量用の定め方、鉄やフェリチンから考えるHIF-PH阻害薬の在り方など分かり易く説明下さいました。
 服用支援も、当院とは服用時間帯の違いもあり、大変参考になりました。
 HIF-PH阻害薬の使用条件として
(日腎会誌2020.62(7)711-716より)、
①  腎性貧血は十分な鉄補充後に、ESAもしくはHIF-PH阻害薬を用いて管理。
②  HIF-PH阻害薬を使用する際は、事前に悪性腫瘍・網膜病変の検査を行って合併症の有無など、適切な治療がなされているかを確認の上で開始するとよいのではないか。
③  ESA抵抗性の原因が不明もしくは対応が困難な場合(鉄利用障害など)には、HIF-PH阻害薬への変更を考慮しても良い。
④  高用量のESAからの切り替え直後にHb値の低下が認められることがあり、推移を十分に観察してHIF-PH阻害薬の用量を調節するべき。
⑤  ESAとHIF-PH阻害薬の併用は想定されておらず、行うべきではない。

2022.3.10 ブログ

世界腎臓デー

2022.3.10
「世界腎臓デー」
World kidney day

毎年3月の第2木曜日は世界腎臓デー(World kidney day)です。国際腎臓学会とアメリカ腎臓財団が、腎臓病の早期発見と予防、腎臓病による負担の軽減を目的に2006年に提案し、現在では世界中で啓蒙活動が行われる日となっています。

《世界腎臓デー in Suginoki》

『腎臓の病気の理解』と『腎臓の定期的検査』を当院は推奨致します。

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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