スタッフブログ

Staff blog

2022.12.9|ブログ

ケレンディア錠 Web Conference

2022.12.8
「ケレンディア錠 Web Conference」
主催:バイエル薬品株式会社 12:45~13:30

《2型糖尿病合併慢性腎臓病患者の治療選択》
~炎症・線維化へのアプローチ~

・DKDはまだ透析への残余リスクが高く、さらなる予後改善に向けて新規治療法に期待が持たれている。

・DKDにおいて、炎症・線維化マーカーは腎症進展と関連がある。

・炎症・線維化抑制薬である非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)のFinerenone(フィネレノン)は、DKDにおけるプラセボ比較試験(FIDELIO-DKD trial)において、主要評価項目の腎イベント発症を有意に抑制した。

・CREDENCE trial(SGLT2阻害薬)と類似の患者群でフィネレノンの効果を見た研究では、フィネレノンの腎イベント抑制効果はSGLT-2阻害薬のそれとほぼ同様であった。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

CRE DENCETrial(SGLT2 저해제)과 유사한 환자군에서 Finerenone의 효과를 본 연구에서는 Finerenone의 신장 이벤트 억제 효과는 SGLT-2 저해제의 그것과 거의 같았다.
在与CREDENCE trial(SGLT2抑制剂)类似的患者群中观察Finerenone效果的研究中,Finerenone的肾事件抑制效果与SGLT-2抑制剂的效果基本相同。
In studies that observed the effect of Finereenone in a group of patients similar to CREDENCE trial (SGLT2 inhibitor), the renal event inhibitory effect of Finereenone was similar to that of SGLT-2 inhibitor.

2022.12.8|ブログ

すぎの木農園

2022.12.8
「すぎの木農園」

院長の趣味農園でもあります「すぎの木農園」で、今年も沢山の「さつまいも🍠」を収穫。
スタッフに配布してくださいました。

원장님 취미농원에서 올해도 많은 고구마를 수확할 수 있었습니다.직원들끼리 나눠 먹을게요.
作为院长的兴趣农场,今年也收获了很多地瓜。由工作人员分着吃。
I was able to harvest a lot of sweet potatoes again this year at the farm that was started as a hobby of the director.I had it shared with the staff.

2022.12.5|ブログ

腎性貧血 Update in 小山

2022.12.1
「腎性貧血 Update in 小山」
共催:小山地区医師会
共催:田辺三菱製薬株式会社

朝倉院長が座長を務めました。

《これでスッキリ腎性貧血治療!》
~どうなおす?なぜ放置してはいけないのか~

【透析症例の貧血を放置してはいけない】
我が国の維持透析患者で最も死亡リスクが少ないのはHb11~12

【ESAによるHb正常化と生命予後】
使用ESA量が多いほど死亡リスクは増大する

【ESA抵抗性(低反応性)の問題】
厳密な定義は無いものの、鉄欠乏が見られない条件で貧血が改善されない患者はおよそ1割と推測される

【まとめ】
①従来の貧血治療の限界

従来型ESAの投与は透析患者の予後を悪化させる可能性が知られているが、現実のCKD診療での貧血治療は、まだまだ不十分であり大きなアンメットメディカルニーズが存在する。ESA抵抗性の背景には、鉄欠乏または慢性炎症による鉄の利用障害が存在する。

②CKDと心血管イベント

心・腎の病態は互いに大きな影響を与え合っている。「心腎連関」として知られていた概念は「心腎症候群」または「心腎貧血鉄症候群」としてとらえ直されている。貧血により心不全症例の予後は悪化するが、ESAなど従来治療では鉄の利用障害(慢性炎症)などによって、十分な効果が得られないジレンマが存在する。

③CKDにおける鉄投与

慢性炎症状態では、ヘプシジンの上昇による鉄の利用障害と高フェリチン血症を生じて、貧血改善をさまたげ生命予後も悪化する。従来から含糖鉄静注によってFGF23上昇・低リン血症・骨軟化症が惹起されることが知られていたが、FGF23への影響は鉄製剤の種類によって異なることが明らかとなった。

④HIF-PH阻害薬への期待

造血をふくめた低酸素応答にはHIFが関与しているが、酸素の存在下ではHIFはPHDによって速やかに不活化される。貧血・臓器虚血・炎症細胞・高地順化・骨髄幹細胞温存・胎生期発生など、HIFはきわめて多方面に影響をおよぼす。HIF-2αを誘導する薬剤の臨床応用が進んでいる。

⑤ESAの限界とPHDiの挑戦

心・腎・貧血・鉄代謝の病態は大きく関連するが、従来型ESAによるHb上昇の試みは、心血管イベントの増加・総死亡増加と関連し、特に鉄利用の限界によるESA抵抗症例の治療が問題となっていた。HIF-PHD阻害薬はESA抵抗症例にもあらたな可能性を開いた。十分な鉄補充が必要だが医療経済にも良い効果をもたらしうる。長期の安全性など今後の研究が必要である。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

HIF-PHi의 가능성을 생각하면서 청강했습니다.
我边想HIF-PHi的可能性边听讲。
I listened to the lecture thinking about the possibility of HIF-PHi.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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