スタッフブログ

Staff blog

2023.5.22|ブログ

第21回 日本旅行医学会大会

2023.5.20-21
「第21回 日本旅行医学会大会」
Web開催

当院は、2016年(第14回大会)から参加している当医学会。患者さんの健康=健脚をテーマにかかえる当院では、健脚の先に見える未来は就労の支援や、旅行へ行く環境を整える事だと考えており、一連のプログラム(運動カルテット)を中心に看護展開しています。

当院の運動カルテットには
フットケア・・・足を治して
骨折バスターズ・・・骨を丈夫に保ち
リハビリテーション・・・筋力や体力とつけて
STEC・・・運動アプローチ
と、4つの運動工程を各チームスタッフが工夫を凝らし取り組みを続けております。

その中で、
健脚の維持に至れない場合は、介護支援を中心に。
健脚の維持ができれば、就労や旅行透析等の支援をしています。

旅行透析の支援は国内外を問いません。
その旅行透析を展開する中で、当院として日本旅行医学会の認定医師、認定看護師、認定臨床工学技士、認定理学療法士、認定介護福祉士と全20名以上のスタッフが、当医学会の認定資格を有して旅行のサポートをしています。

今学会でも、加賀看護部長が海外旅行透析についてデジタルポスターにて紹介されました。

今回は、旅行医学の基本と未来というテーマで、
1日目
「応急手当の普及は迷信との戦い」
「高齢者の旅行医学―活力ある超高齢社会を目指す中で」
「子どもの旅行医学」
「ダイビングでの旅行医学」
「旅行医学での高山病対策(高地旅行者の安全のために)」
「旅行医学の原点」
「REGA(スイスの医療搬送)について」

2日目
「時差ぼけの科学」
「飛行機の中の旅行医学」
「旅行者下痢症~旅行者下痢症対応の実際と注意点~」
「車いすでのアメリカ大学留学とスポーツ観戦」
『What it takes to internationalize your hospital‾外国人診療の「穴」を埋める‾』
「安らかな死とは何か(世界の安楽死現場を 訪ねて)」
についての発表がありまして拝聴し勉強させていただきました。

私たちは、ただ患者さんの病気だけを診る、治すだけでなく健康を維持する過程において、それぞれのステージにあった医療サービスの展開を考えていかないといけないと思って行動しています。

当院での旅行の意味合いとして
患者さん自身が出向いて行く旅行と
私たちが受け入れる旅行透析との2つがある。

その2つの旅行を充実したものにするため、また安心、安全に旅行と楽しんでもらいために、旅行に関する細部のことについて当医学会に参加し学んでいる。

일본 여행 의학 대회에 참가하여 해외 여행 투석에 대해 발표했습니다.

参加了日本旅行医学大会,发表了关于海外旅行透析的内容。

I participated in the Japan Travel Medicine Convention and announced the wonderful experience of overseas travel dialysis.

2023.5.20|ブログ

Advanced CKD Seminar

2023.5.19
「Advanced CKD Seminar」
主催:小野薬品工業株式会社
19:00~20:00

≪連携を重視した腎不全治療≫
<腎代替療法選択を中心に>
・慢性腎臓病の治療は地域連携と多職種による連携が基本となる

腎代替療法専門指導士は多職種連携の中心となる専門職の資格であ

糖尿病性腎臓病において進展例では専門医との連携によって進展予防を行う

・DKDにフォシーガの有効性は示されているが、GFR25ml/min/1.73m²以上の症例を基準とし、使用後は腎機能の変化に十分注意する

・DAPA-CKDでは67%の症例にRA阻害薬が併用されている

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

만성 신장병의 치료는 지역 연계와 다직종 연계가 기본이 된다

慢性肾病的治疗以地区联系和多职业联系为基本

Treatment of chronic kidney disease is based on community collaboration and multi-job collaboration

2023.5.19|ブログ

リオナ錠適応追加2周年記念

2023.5.18
「リオナ錠適応追加2周年記念」
「全国Webセミナー」
主催:鳥居薬品株式会社
18:30~19:30

≪CKD患者におけるリン管理の重要性≫
〈なぜリン吸着薬が必要なのか?〉
透析でのリン除去は1回あたり約900㎎

リン摂取を800~1000㎎/日に制限しても、高リン血症に

過剰なリン制限は低栄養となる危険性
多くの患者でリン吸着薬が必要となる

〈要約〉
・保存期CKDにおいて正常範囲内、あるいはこれを僅かに超える程度の血清リン濃度の上昇が生命予後・腎予後の悪化に関連

・リン負荷を反映すると想定されるFGF23は、より鋭敏に生命予後・腎予後を予測
・リン吸着薬の処方が生命予後の改善に関連
・保存期CKDにおける先行的・予防的なリン吸着薬の効果
1)尿中リン排泄は低下
2)血清リン濃度は低下しない
3)血管石灰化・動脈硬化の改善は得られず
・唯一、クエン酸第二鉄は入院リスクや死亡・腎不全リスクを低下
1)対象患者の違い?
2)鉄補充効果の影響?
・保存期CKDにおけるリン吸着薬の位置づけ
1)高リン血症が出現してから開始するのが適切と考えられる

〈まとめ〉
・CKD患者の高リン血症をコントロールする上でリン吸着薬は中心的役割を担う
・EPISODE研究のエビデンス
1)透析患者では、従来以上の厳格なリン管理に進んでいく可能性
・保存期では、先行的・予防的なリン吸着薬処方の効果は示されず
1)高リン血症が出現してから開始するのが適切
2)但し、クエン酸第二鉄は予後を改善する可能性
・クエン酸第二鉄の特徴
1)リン負荷の軽減
2)鉄補充(⇒PIVOTAL試験では心血管リスクが低下)
3)安定した溶解能
4)胃酸分泌抑制薬による効果減弱がない

≪鉄欠乏性貧血の病態と治療≫
〈我々の赤血球数〉
循環血液量を5ℓ、1μℓあたり500万個とすると・・・
5×10⁶(μℓ)×1000×1000×5=25×10¹²:25兆個
毎日1/10¹²÷120≒2×10⁸:2000億個
毎日2000億個/毎秒240万個が産生される

〈鉄欠乏性貧血の割合〉
鉄欠乏性貧血は貧血の約7割程度と圧倒的多数を占める

〈鉄欠乏性貧血の診断〉
・小球性貧血
・血清鉄低値
・TIBC高値
・UIBC高値
・フェリチン低値

〈まとめ〉
・鉄欠乏性貧血は貧血の約7割を占め、最も多い

・鉄欠乏性貧血の治療においてはヘモグロビンの正常化ではなくフェリチンの正常化をもって鉄剤の中止を考える

・炎症による鉄利用障害、サラセミアなどの鑑別のために、血清フェリチンや総鉄結合能などの貯蔵鉄欠乏の診断指標を活用する。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

철 결핍성 빈혈의 치료를 재확인했다.

再次确认了缺铁性贫血的治疗。

I reconfirmed the treatment for iron deficiency anemia.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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