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2019.6.29|ブログ

第7回うつのみや糖尿病療養指導研修会

第7回うつのみや糖尿病療養指導研修会に参加させて頂きました。

日時:6月29日 14~17時

今回のテーマはがんと糖尿病です。

悪性腫瘍と肉腫。それぞれの違いについては上皮性細胞か非上皮性細胞のどちらに発生するかの違いですが、「がん」と「癌」の違いについてご存知の方はどれくらいいるのでしょう。私は全く知りませんでした。
「がん」は癌と肉腫の両者ですが、「癌」は上皮性細胞に由来する悪性腫瘍の事だそうです。以外と知らない方も多いのではないでしょうか。
「がん」=悪性腫瘍&肉腫ですが、「癌」=悪性腫瘍のみで、肉腫は含まず。と言うことです。
余談になりましたが、本題に移ります。
今回は「がんを持つ糖尿病患者の看護」と「がんと糖尿病の関係」についての講義でした。
もし、自分ががん患者になったら・・・。誰しも落ち込むと思います。医療従事者は知識がある分、ステージ分類やがんの原発部位で生存率も変わるので、気持ちも変わりますが、知識の無い患者さんはやはり落ち込むでしょう。
告知が当たり前の現在の日本では30秒に1人ががん告知を受けているそうで、当然その中には糖尿病の治療を受けている方もいます。糖尿病の治療を継続しながらのがん治療の開始となれば精神的にも肉体的にも苦痛が大きく、両方のサポートが必要になります。
がんは糖尿病患者にとって厄介なサイトカインと言うたんぱく質を放出して血糖値が上昇、ストレスで更に血糖値が上昇。化学療法で使用されるデキサメタゾンやデカドロンと言ったステロイド(化学療法の副作用を軽減するために使用します)で更に血糖値が上昇(大体平均血糖値が100mg/dlの人は300~400mg/dl位は当たり前の様に上昇します)するので、がん治療は血糖値をメチャクチャにしてしまう訳です。その一方で化学療法の副作用と言えばお決まりの食欲減退です。血糖値は上がるけどご飯が食べられない。インスリンはどーしたら良いの?低血糖にならないかな?血糖降下薬はどーしたら良いの?となるので、シックデイ(病気の時)の対応説明が重要になります。化学療法は外来治療となる事が多く、入院患者以外はこんな時に頼れる人が近くにおらず、不安が爆発してしまう訳です。
身体的にも化学療法による白血球の低下+高血糖は易感染状態となり体調を崩し、感染による炎症から炎症性サイトカインが放出され、血糖値はまた上昇となるので、身体的に感染予防サポートも必要になります。
シックデイ対策に付いては、今後、マニュアル作成を考えています。

次にがんと糖尿病の関係についてですが、実は糖尿病患者はがんに罹患し易い事をご存知でしたか?がんの場所にもよりますが、肝癌2.5倍・子宮体癌2.1倍・膵癌1.82倍となります。これは欧米やアジアなどの人種による大きな差はないそうです。
癌全体では糖尿病患者はがん罹患率が糖尿病でない人との比較で1.2倍になるそうです。1.2倍じゃ大したこと無いなと思うかもしれませんが、癌になり易いと思うタバコが1.6倍ですから明らかに糖尿病患者はがんに罹患し易いと言えるものです。
糖尿病患者の死因第1位も当然がんです。糖尿病と言えば大血管障害(心筋梗塞・脳出血・脳梗塞)のイメージもありますが、それは1990年代までで、2000年に死因が逆転して以降、その差が大きくなり現在は圧倒的にがんによる死亡が多いのです。

まとまりの無い内容になってしまいましたが、がんは医療の発展した今でも恐い疾患である事に変わりはありません。糖尿病だけでなく、透析を余儀なくされる患者も糖尿病と同じ様に一生涯の疾患を抱えています。そんな患者がもし、がんに罹患したら、その辛さは当事者にしか分からない深いものだと思います。体調が優れなくても透析をしなければならない日もあると思います。そんな時は辛さの理解なんて大きな事ではなく、少しだけでも話しを聞いてあげる事で心のサポートになるのかなと思います。

 

2019.6.29|ブログ

第64回 日本透析医学会②

第64回 日本透析医学会
2日目

64th jsdt②

2019.6.28|ブログ, 旅行透析関係

韓国より

韓国より、親交のある先生が来院されました。

素晴らしい交流を深めております。

 

한국보다 친분이 깊은 선생님이 왔어요.

훌륭한 교류를 감사드리고 있습니다.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック