スタッフブログ

Staff blog

2018.3.11|ブログ

東日本大震災から7年

2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から、今日11日で7年になる。当院も多少の被害があったが、スタッフで協力し合い、現在は震災を教訓にしつつ、震災前の状態に復興出来た。

しかし、震源地に近い住居や道路、鉄路などまちの形は整備されつつあるが、人々の暮らしやコミュニティーの立て直しは道半ばとの報道。東京電力福島第一原発事故の傷痕はなお深く、廃炉作業は緒に就いたばかり。

復興庁によると、今も約7万3千人が避難生活を送っている。
7年が経ち、インフラを中心にまちの姿が再興する一方、不安を抱えて生活していらっしゃる方も、まだまだ大勢と理解しております。

一日も早い復旧と復興を願っております。

 

2018.3.8|ブログ

フットケア 足を学ぶ会

フットケア 足を学ぶ会
小山市在宅医療介護連携推進事業

小山市で初めてとなるフットケア勉強会。
イーストクリニックの大橋先生、すぎの木クリニックの朝倉先生が立ち上げた勉強会で、更に日本フットケア学会理事で桑名東医療センター看護部主任の加納智美先生に特別講演として、「やってみよう!フットケア」の講演が催されていました。生憎の雨にもかかわらず150名以上のコメディカルが最新のフットケア事情を学びました。

当院の朝倉先生の講演もあり、まとめると以下の様になります。

「フットケアの重要性 -透析医の立場からー」
『閉塞性動脈硬化症』

医療法人 小山すぎの木クリニック
理事長 朝倉 伸司先生

①PAD (peripheral arterial disease)・・・足の動脈硬化があり、血管内腔が狭くなったり、詰まったりして、下肢の血流が悪くなる疾患。

②下肢の重症虚血
重症下肢虚血(CLI)・・・PADの虚血が進行し、下肢が重症の虚血状態に陥った状態。

③【PADの実際】
(1)よく話を聞く・・・色々な疾患の鑑別!
(2)脈をみる
(3)検査をする
ABI/PWV/SPP/肺CT/腹CT/脳MR
*重症化すれば・・・他科との連携(皮膚科・心臓血管外科・整形外科)

④閉塞性動脈硬化を疑う所見
・ABIが0.9以下。
・足部の動脈の拍動が弱い。
・立位の休憩で軽快する間歇性跛行。
・爪の伸びが悪い。すね毛がない。
・反対下肢より冷たい。
・筋肉量が少ない。

⑤透析患者の末梢動脈疾患(PAD)の特徴
(1)透析導入期からすでに高頻度に合併
(2)心血管障害の合併頻度が高い
(3)下腿末梢病変の頻度が高い
(4)跛行などの自覚症状の訴えが少ない
(5)血管石灰化を高頻度かつ高度に認める
(6)血管石灰化進展で上腕-足関節血圧比(ABI)が偽陰性になりやすい
(7)下肢病変の血管内治療をしても再狭窄率が高い
(8)下腿大切断を受けた透析患者の予後は極めて不良

PADの早期発見及びより良いQOLを維持する最大の薬は?
〝透析スタッフが患者様の足を良く見て触診すること〟

2018.3.6|ブログ

最終確認

3月17日、18日に宮城県仙台市で行われます「第8回日本腎臓リハビリテーション学会」参加に向けて、演題の最終確認を含む予行を行いました。

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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