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透析施設での新しいカリウム管理を考える

2022.6.10 ブログ

透析施設での新しいカリウム管理を考える

2022.6.9
「透析施設での新しいカリウム管理を考える」
19:00〜20:00  WEB
主催:アストラゼネカ株式会社

『透析患者における高カリウム血症の治療について』
【要約】
①高カリウム食は腎機能正常者の予後を改善するが、CKD患者が同量のカリウムを摂取すると予後が悪化する。
②CKD患者でカリウム制限を行なっている場合、カリウム摂取量が血清カリウム値に与える影 響は限定的であり、過度のカリウム摂取制限は患者予後を悪化させる可能性がある。
③食品のカリウム含有量やカリウムを低下させる調理法の知識習得が重要である。
④透析前血清カリウム値抑制と透析液カリウム・カルシウム濃度の調整により、血清と透析液の濃度勾配を減少させ、透析後過度の低カリウム・カルシウム値を回避することで、透析治療前後の不整脈を抑制できる可能性がある。
⑤新規カリウム吸着薬(ナトリウムジルコニウムシクロシリケート:Sodium Zirconium Cyclosilicate:LOKELMA)は忍容性も良く、投与後カリウム値下降と長期の有効性が期待できる。

Sodium Zirconium Cyclosilicate: LOKELMA는 부작용도 적고 투여 후 칼륨값 하강과 장기 유효성을 기대할 수 있다
Sodium Zirconium Cyclosilicate:LOKELMA的副作用也小,可以期待给药后钾值下降和长期有效性
Sodium Zirconium Cyclosilicate: LOKELMA has fewer side effects and can be expected to lower potassium levels and have long-term efficacy after administration

2022.6.10 ブログ

栃木県透析懇談会2022総会

2022.6.9
「栃木県透析懇談会2022総会」
18:00〜19:00  web
賛助共催:旭化成メディカル株式会社
株式会社日成メディカル
扶桑薬品工業株式会社
小野薬品工業株式会社
株式会社ムサシエンジニアリング

当院スタッフも加盟しています当会。
総会参加後、特別講演を視聴致しました。

『透析関連手根管症候群に対する透析中エコーによる正中神経圧迫率の経時的評価』

【要約】
手根管症候群の病態からエコー画像診断過程を、症例にて詳細に説明してくださいました。

圧迫率に独立して関与する因子は、透析歴・β2MG・CTSの手術歴の3つ。
特に、β2MG(20mg/L以上)・透析歴(4年以上)では有意に圧迫率が高くなるとのこと。
また、圧迫率(21.7%以上)では、CTS手術歴が有意に高くなったようです。

今回の学びとして印象に残りました、術前術後のエコー検査は、CTSの補助診断のみならず、高輝度エコーや局所の浮腫の消失程度、さらには自覚症状残存の予測までできる可能性があるそうです。

투석 메디컬 직원이 CTS 초음파 검사를 배웠다.
透析医学团队学习了CTS超声波检查。
The dialysis medical staff studied CTS ultrasound.

2022.6.10 ブログ

穿刺時の疼痛緩和WEBセミナー

2022.6.9
「穿刺時の疼痛緩和WEBセミナー」
16:30〜17:30
主催:佐藤製薬株式会社、扶桑薬品株式会社

『シャント肢スキンケアのコツ』
①エムラクリームは、貼付用局所麻酔薬による接触皮膚炎のリスクを減少させる可能性がある。
※国内における承認外の効能・効果に関する情報
②ただし、日常からシャント肢のスキンケアを行い皮膚トラブルの予防に努めるとともに、皮膚状態を継続して観察することを忘れずに行う。
③異常が認められた場合は、早期に適切な処置を行えう必要があります。

『ストレスのない穿刺を目指して』
演者の施設での結果においては、エムラクリームは、個人差はあるもののテープ材よりも穿刺時の疼痛緩和効果があると思われる。また、スタッフにとっても穿刺時のストレスが軽減されると思われた。

【穿刺業務は花形であるが・・・】
穿刺業務は、看護師らにとっても、最も負担が掛かる。

투석 시 바늘을 찌르는 행위는 간호사들에게는 가장 스트레스를 받는 업무다.
透析时扎针的行为对护士来说是最有压力的工作。
Sticking needles during dialysis is the most stressful task for nurses.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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