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TORII Web Short Lecture

2022.6.23 ブログ

TORII Web Short Lecture

2022.6.21
「TORII Web Short Lecture」
19:00~19:20
主催:鳥居薬品株式会社

~日常診療に役立つ糖尿病性腎臓病のポイント~

①糖尿病患者のアルブミン尿を正常化
②血圧を厳格にコントロール(130‐80mmHg未満を目指す
尿蛋白・アルブミン尿⇒ACEiもしくはARNI
③SGLT2阻害薬を積極的に使用
④動脈硬化、アルブミン尿に対するGLP-1受容体作動薬
⑤カリウムに注意しつつMRAを投与
⑥アドヒアランス、経済面を考慮した治療

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

일상 진료에 도움이 되는 당뇨병성 신장병의 포인트를 배운다.ん
学习有助于日常诊疗的糖尿病性肾脏病的要点。
Learn the key points of diabetic kidney disease that are useful for daily medical treatment.

2022.6.21 ブログ

骨粗鬆症治療講演会

2022.6.20
「骨粗鬆症治療講演会 」
~チーム医療で骨折連鎖を断ち切る重要性 in NIKKO 2022~」
19:00~20:20  オンライン開催(Webex)
共催:アステラス製薬株式会社 アムジェン株式会社
後援:日光ヘルスケアネット

骨粗鬆症(OLS)対策として積極的に活動されています埼玉県の伊奈病院の発表を視聴させていただきました。

骨粗鬆症リエゾンサービス委員会(埼玉県伊奈病院の発表)
【INA貯骨隊】2014年12月~活動
INAは伊奈病院の意味もありますが、以下の解釈もされています
I ・・・ interdisciplinary(多職種で取り組む)
N・・・ neighboring(地域に根差した)
A・・・ accommodation(親切で面倒見が良い)

マスコット・・・骨かつぎネコ(かわいい)
2021年・・・INA貯骨隊は骨粗鬆症財団から活動が評価され金賞を受賞されました

活動内容は4つ
①二次骨折予防
対象が脆弱性骨折での入院患者
電子カルテにて骨折入院患者の評価チャート作成
骨折入院患者に対する確実な骨粗鬆症薬の処方
本人や家族への骨折予防パンフを用いた二次骨折予防指導

②治療継続率の向上
外来患者の治療継続率の算出と中断理由の調査
外来骨粗鬆症治療患者パンフレットの配布
施設退院後の治療継続お願いの用紙作成と運用
未受診患者に対する電話での受診促し

③啓発
地域住民向けの啓発講演会の開催
院内誌への骨粗鬆症関連記事の掲載
ポスター掲示・ハンドアウト資料作成と配布

④教育・周知
骨粗鬆症治療やOLS活動に関する教育のための院内職員向け研修会開催
院内スタッフを対象にしたDXAや運動機能測定の実施
埼玉OLSネットワーク研究会への参加
骨粗鬆症学会への参加、学会発表
【ひとりの患者に脆弱性骨折が繰り返し発生する要因】
(治療率の低さ)
1280万人の患者に対して200万人しか治療されていない
大腿骨近位部骨折や脊椎骨折患者の治療率はわずか20%
(治療継続率の低さ)
1年間の服用率が45.2%
5年以内の脱落率52.1%

骨粗鬆症の治療率や治療継続率が低いことが骨折連鎖の要因
・・・その解決には、医師のみではなくメディカルスタッフを含めたチーム医療がポイントになる

【地域連携パスの運用により】
急性期病院における術後入院期間の短縮
⇒急性期病院の病床の稼働効率には貢献
急性期病院における経過観察期間の短縮
⇒急性期病院の医師は患者を診なくなった

【地域連携で二次骨折予防に取り組むポイント】

大腿骨近位部骨折では歩行能力の再獲得で終わりにせず生活期を担う診療所での骨粗鬆症治療の継続まで導く

⇒如何に生活期医療機関まで通院を促すか
⇒生活期医療機関での骨粗鬆症治療を如何に継続させるか

地域連携による骨粗鬆症治療では、
骨折を治療する医師、リハビリを担当する医師、骨粗鬆症を治療する医師
が異なっている。

診療に関わる医師が骨粗鬆症治療の重要性を共有する必要があります。

骨折予防は多職種でタッグを組み、病病診の連携を活かした取り組みを構築できると良い。

※病病診⇒急性期病院・回復期病院・診療所
※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

골다공증이나 골절에 대한 스터디 그룹에 참가했어요.
我参加了关于骨质疏松症和骨折的学习会。
I participated in a study group on osteoporosis and fractures.

2022.6.20 ブログ

LOKELMA リレーシンポジウム in TOCHIGI

2022.6.17
「LOKELMA リレーシンポジウム in TOCHIGI」
 19:00~20:00  ZOOM
 主催:アストラゼネカ株式会社
~第1回:発売から2周年を迎えて変化した心不全治療戦略~
『慢性心不全治療におけるカリウム管理』
~心不全診療におけるクリニカルイナーシャをもう一度考える~
【栃木県における血液透析の現状】
血液透析患者は日本全国的にもまた栃木県でもまだ増加傾向にある。また、高齢者の透析導入が多い。
【血液透析患者にとっての心臓疾患、血管障害】
高齢者での合併症としては心不全を含めた心臓疾患、また血管石灰化に伴う合併症が増加している。
また若年者でも心機能障害と認める事が比較的多く、またより適切な管理が必要であ
ると考える。
【CKDの心不全管理】
CKD患者では収縮機能は正常だが、拡張機能に問題がある。
いわゆるHFpEFの心不全患者が増加している。
心不全管理には、できる限り内服薬のチョイスをしっかり行う必要がある。
【血液透析患者における電解質管理】
血液透析患者の高齢化が進行している事も重要な要素である。
元来血液透析患者ではK排泄は低下しているが、高齢者では電解質管理がより必要で
あると考えられる。
【ロケルマ使用の意義、クリニカルイナーシャを考える上での意義】
1日1回の使用にて内服錠剤数の減少が期待できる。
また、心不全治療薬であるARB、βブロッカーは高K血症を認める事が多く、減量に至る事があり
クリニカルイナーシャが問題となっている。
心不全を増加させないためにもロケルマを適切に使用する事でCKD患者の心不全抑制に効果を示す可能性がある。
【ロケルマの災害時超急性期における必須薬品リストへの掲載】
①軽く、携帯するのに容易
②保存期患者は1日1回/血液透析患者は非透析日のみ、少量(45ml)の水で内服可能
③内服後1時間以内にカリウムを低下させる効果発言の速さ
④カリウム吸着薬で唯一「高カリウム血症」の効果を有する
①~④の理由より災害時でのロケルマ使用にて効果が期待できると考えられる。
※クリニカルイナーシャ(Clinical Inertia)。 日本語で「臨床的惰性」などとも訳され、最近、よく耳にするようになりました。
「患者さんが治療目標に達していない」、「適切な治療が行われていない」状態を意味します。
高血圧症、糖尿病の領域に限らず、医療全体が抱える課題の一つです。
※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。
Sodium zirconium cyclosilicate hydrate : LOKELMA는 만성 심부전 진료에서 칼륨 관리 측면에서 유효한 약제라 할 수 있다.
Sodium zirconium cyclosilicate hydrate: LOKELMA在慢性心力衰竭诊疗中的钾管理方面可以说是有效的药物。
Sodium zirconium cyclosilicate hydrate: LOKELMA is an effective drug in terms of potassium management in the treatment of chronic heart failure.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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