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第9回 腎と栄養懇談会

2023.12.1 ブログ

第9回 腎と栄養懇談会

2023.11.28
「第9回 腎と栄養懇談会」
WEB 18:50~20:30
主催:キッセイ薬品工業株式会社

≪CKD患者に対する食事療法≫
~新たな考え方について~

<CKD患者に対する栄養管理の重要性>
[腎関連指標]
・eGFR
(シスタチンCが望ましい)
・Ccr
・尿蛋白(アルブミン)
・血清K値・P値
・血中HCO₃濃度
など

[サルコペニア指標]
・握力
・歩行速度
・四肢筋量(BIA、DEXA)
・膝伸展筋力
など

[栄養学的指標]
・体重
・体脂肪率
・栄養アセスメント
(SGA、MNA、GNRIなど)
・血清アルブミン値
・血清コレステロール値
など

・CKD患者に対する栄養指導を行う上では、個々の状態を十分に把握し行うべきである

≪透析患者さんのかゆみに対する、新しいカッパ受容体作動薬ジフェリケファリンの臨床効果≫

透析患者さんの皮膚は乾いている
・・・水分含有量は、正常者の1/8である。
乾燥しているから、かゆい

皮膚に湿気を与えることにより、痒みが軽くなる。
皮膚や目や口を観てください
・・・心胸比だけでDWを決めないでください

【コルスバ(ジフェリケファリン)の長所】
新しいカッパ受容体(KOR)作動薬の注射薬である。週3回の透析後に回路の静注側へ注入するので、アドヒアランスが良いであろう。血中濃度が安定しており、蓄積しない。

ドライウエイト別に3用量のシリンジが用意されているので、計算の必要がなく使用し易い。

コルスバは、皮膚の表皮細胞、神経先端、肥満細胞、後根神経節など末梢のカッパ受容体に作用して、「かゆみの神経伝達経路」を遮断する。脊髄後角に浸透して、神経伝達を遮断するかもしれない。

ペプチド製剤で脳内へ浸透しにくいので、不眠や眠気など中枢神経の副作用が少ないことが期待される。併用禁忌がほとんどない。抗真菌薬、ケイキサレート等。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

Difelikefalin으로 가려움을 억제하는 효과를 배운다.

学习用Difelikefalin抑制瘙痒的效果。

Learn the effect of suppressing itching with Diffelikefalin.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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