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「人生100年時代」 ~健康寿命の延伸を考える~

2023.6.26 ブログ

「人生100年時代」 ~健康寿命の延伸を考える~

2023.6.21
「人生100年時代」
~健康寿命の延伸を考える~
共催:小山地区医師会、第一三共株式会社
19:00~20:10 ハイブリッド web

≪<ニュートリゲノミクス>の視点から基礎・臨床・社会医学へ≫
~これからの糖尿病診療を考える~

【日本人糖尿病患者急増】
令和元年 約1150万人
糖尿病予備軍と合わせると約2000万人とも言われている

【ニュートリゲノミクスとは】
ニュートリゲノミクスは遺伝子を標的とする栄養補給療法です。

私たちの遺伝子は変更できないけれど、遺伝子の作用をフォローするができるという研究分野です。

ニュートリゲノミクスは、身体が必要とするにもかかわらず遺伝子変異のために適正に産生することができない栄養成分の欠損部分を供給することにより、遺伝子学的に誘発される機能の低下を迂回し、適正な機能を回復させます。

【参考(筑波大学基礎研究より引用)】
栄養シグナルの解析のための個体を用いたアッセイ系として、肝臓へのアデノウイルスによるルシフェラーゼレポーター遺伝子の導入と生体イメージング(IVIS)を組み合わせた定量系 (in vivo Ad-luc 解析法)を確立してきました。

さらに最近我々は、ゲノム上の全転写因子を網羅する発現ライブラリー(TFEL:Transcription
Factor Expression Library) を独自に開発し、それを用いた転写複合体解析法(TFEL scan法)を確立しました。

in vivo Ad-luc解析法やゲノム編集技術の活用に
より、様々な栄養シグナルが投射されるゲノム上の領域同定を進め、そこに我々独自のTFEL scan転写複合体解析法を組み合わせることにより、栄養シグナルとゲノムの相互作用の解明を目指します。(引用文献
https://www.u-tsukuba-endocrinology.jp/research/research02.php

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

당뇨병의 치료법으로서
뉴트리게노믹스를 알려주셨어.

作为糖尿病的治疗方法,
您教了我Nutrigenomics。

As a treatment for diabetes,
I was taught Nutrigenomics.

2023.6.23 ブログ

オスタバロ®発売記念講演会in徳島

2023.6.20
「オスタバロ®発売記念講演会in徳島」
主催:帝人ヘルスケア株式会社
18:50~20:30 web

≪高齢者骨粗鬆症に対するピラティスリハビリテーション≫
【骨密度に対する運動の影響】
閉経後女性において
・骨密度の維持、上昇には、果汁や筋力が重要である。

・適切な運動は大腿骨近位部および腰椎の骨密度上昇に有用である

・複合運動は腰椎、大腿骨頚部、大腿骨近位部、全身の骨密度を有意に増加させる

【転倒予防のエビデンス】
高齢者において

・バランス訓練と下肢の筋力訓練を含む複合訓練を、グループで行った場合には、転倒率が29%抑制される。

・在宅で行った場合には、転倒率が32%抑制される。

・運動療法は骨折を有意に抑制する

【椎体骨折と脊椎後弯変形】
椎体骨折・背筋力の低下

脊椎後弯変形

慢性的な腰背部痛

ADL、QOLの低下
バランス障害を引き起こし、転倒のリスクの増加
後弯増強による、さらに椎体骨折が生じやすくなる

【ピラティスとは?】
・身体、心、精神を自分自身でコントロールすることを学ぶ方法

・コントロール(運動制御)に重点をおいた脊椎・関節に優しく負担の少ないエクササイズ

姿勢改善による腰廃部の痛みの改善・障害予防

徳島県では徳島大学病院、整形外科を中心に、複数の関連病院において、ピラティスリハビリテーションを行うことができるよう、ネットワークを構築している。

ピラティスは、脊椎後弯症における運動療法として有効な選択肢となる可能性がある

≪骨代謝からみたアバロパラチドへの期待≫
【骨粗鬆症治療の重要性と長期化】
骨折予防      ⇒ 健康寿命延伸

多様な骨折リスク因子⇒ 早期治療

超高齢社会     ⇒ 治療の長期化

持続するリスク   ⇒ 治療の継続

【骨粗鬆症治療薬選択の基本的な考え方】
・大腿骨近位部骨折抑制:皮質骨を守る

・治療目標の意識:ゴール達成に向けた選択

・高リスク・低骨密度の治療:まず骨形成促進

・治療期間という観点からは骨吸収抑制薬が治療の中心となる

【骨形成促進薬の良い適応】
・骨密度が非常に低値(例外:若く瘦せ型)

・注射薬への抵抗感が少ない(e.g.インスリン治療中)

・既存骨折あり:注射薬を受け入れやすい

・骨吸収抑制薬治療の有効性に限界

・BPの蓄積効果をCancel(PTH1R作動薬)

【まとめ】
・骨粗鬆症の薬物治療は長期に渡る

・皮質骨を守り大腿骨近位部骨折を抑制することが重要

・治療目標を設定し、必要に応じて骨形成促進薬を先行

・生涯にわたる治療の大部分の期間を占めるのは:

デノスマブおよびBP⇒MRONJやAFFに注意が必要

・PTH1R作動薬とロモソズマブは作用機序が異なる

・アバロパラチドはPTH1受容体シグナルの活性化時間がテリパラチドとは異なる

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

도쿠시마 현에서 열린 골다공증 스터디 그룹을 웹 시청하면서 배웠습니다.

通过网络观看了德岛县举行的骨质疏松症学习会。

I watched the study group on osteoporosis held in Tokushima prefecture on the web and learned it.

2023.6.20 ブログ

おやつセミナー

2023.6.20
「おやつセミナー」
主催:小野薬品工業株式会社

【Parsabiv:パーサビブ】
Etelcalcetide hydrochloride

二次性副甲状腺機能亢進症は、慢性腎不全の合併症のひとつで、副甲状腺から副甲状腺ホルモン
(PTH)が過剰に分泌される病態です。PTH が過剰に分泌されることにより、骨からのリンおよびカルシウムの血中への流出が促進され、骨痛や関節痛などの症状が引き起こされます。また、骨から溶け出したリンおよびカルシウムが全身の心血管系に蓄積することで動脈硬化などの心血管系障害の発症リスクが高まり、生命予後に影響を及ぼすことが報告されています。

パーサビブは、副甲状腺にあるカルシウム受容体に作用することによって、PTH の過剰な分泌を抑制し、血中のリン値およびカルシウム値を低下させます。

エテルカルセチド塩酸塩はシナカルセト塩酸塩と同様にCaSR作動薬に分類される薬剤で、世界初の注射剤です。

1回5mgを開始用量とし、週3回、透析終了時の返血時に透析回路静脈側に注入します。

パーサビブシリンジは、シリンジ内にあらかじめ薬剤が充填されているために速やかな投与が可能になることから、血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症の治療に携わられている我々医療従事者の方々の負担軽減、感染リスクの低減。また、パーサビブの製品名がシリンジに記載されているため、取り違え防止のメリットがあります。

経口カルシウム受容体作動薬よりも安定した効果と消化器症状の副作用軽減が期待で
きます。

当院でも多くの患者様が使用している薬品です。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

Etelcalcetide hydrochloride에 대한 스터디 그룹에 참가했습니다.

参加了Etelcalcetide hydrochloride学习会。

I participated in the study group of Etelcalcetide hydrochloride.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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