blog

スタジオのことや裏側のことなど

2020年12月

下野新聞

投稿日時2020.12.28

suginokisuginoki

カテゴリ院長ブログ

下野新聞に掲載されました。


歯の大切さについて ~透析患者さんと口腔ケア~

投稿日時2020.3.15

suginokisuginoki

カテゴリ院長ブログ

前回は美女と歯の関係を書きましたが、今回は透析患者さんの歯および口腔ケアについてです。前回同様、白く健康な歯や美しい歯茎はそれだけでなく、肺炎や動脈硬化、心筋梗塞にならず、長生きができるという良いお話をしたいと思います。

【歯と長生きについて】

私は22年間、透析センターを運営しています。その経験から透析患者様は歯周病や虫歯がある方がとても多く、入れ歯の方は透析していない方に比べ、はるかに多いことを実感しています。透析患者さんの死亡原因は心筋梗塞、脳梗塞、肺炎等が多いです。

つまり動脈硬化の進行や免疫機能が低下し易い傾向にあるからです。大動脈弁の石灰化は普通10年かかる進行が、透析になると3~3年と言われています。これも動脈硬化の一部と考えられると思います。腹部大動脈、脳血管、心臓の血管の動脈硬化の進行は早く、これは色々ありますが、炎症やリン酸カルシウムの血管内蓄積が主な原因と思っておりました。ところが、今回大阪医大口腔外科 植野高章教授の講演を拝聴し、単にそれだけではないことを痛感しました。

先生のお話によると、まず、歯が悪い人は肺炎や脳梗塞、心筋梗塞などにかかりやすい。歯垢からとってきた細菌をマウスに注射するとマウスの血管は動脈硬化が著明に進行すること。かつ動脈硬化の患者は口腔内の特異的な細菌と関係があったとのことです(前述)。

透析患者の口腔内の実態を調べた結果、透析していない人に比べ残歯数の低下や歯周病陽性率(86%が陽性)が高く、岩崎先生が7年間追跡するとなんと歯周病のある人はない人にくらべ4倍肺炎になりやすいとのことでした、また腹膜治療(CAPD)をしている患者では しっかり口腔ケアをすると腹膜炎が低下するとの発表(腎と透析85:241-243,2018)もあり、いかに口腔ケアが重要であるか再認識した次第です。

透析患者様の動脈硬化が進行しやすいこは、医学的に広く知られております。いろいろなサイトカインや炎症物質、遺伝子関連物質に目が行き、クロソーたんぱく質の変化やまた血中P値が高い動物は寿命が短いこと、全動物でもっともリンが低い動物はヒトであることなど、難しいことを聴くとこれが原因か、サイエンスはすごいと思ってしまいがちですが、しっかり歯を磨き、ケーキなどを控えた日常生活の習慣をしっかりすることこそが長生きをすると、昔からわかっていることを再認識いたしました。

昔の人は偉かったと感じています。これから患者様もですが、当方もしっかり歯磨きを頑張ろうと思った次第です。


歯と長生きについて ~歯の綺麗な美女が長生きするわけ~

投稿日時2020.3.12

suginokisuginoki

カテゴリ院長ブログ

美女がニコッと笑った時、白い歯がピカッと光り、胸がドキッとした少年時代、男なら誰しも経験ありませんか?
さらに、皆さんよく経験があると思いますが、例えば50代になり小学校時代の同窓会に出掛けたりすると、ほとんどがおばさんになって、肌もすでに中年の肌になっている中、全然年をとっていない、ひときわ目立つ美女が一人や二人いるものです。よく見ると小学校時代から可愛く、憧れていた初恋の女の子だった、ということも多いと思います。かわいい女の子は年をとらないのか?遺伝的に可愛い子、美女は特有な老化防止遺伝子を持っているのでは?と思ったことはありませんか?
その代表は女優の八千草薫さんや吉永小百合さん、このお二人の若い頃は、巷の男性のお嫁さんにしたい人ランキングではいつも首位であり、また現在、理想のおばあちゃん部門でも一位、二位を独占しています。最近ではハイボールのコマーシャルで見る、井川遥さんは、あの白い歯の笑顔が大変印象的で素晴らしい美人と個人的には思います。(その他いろいろいらっしゃると思いますが、個人的には上記御三方が、私がすぐに思い浮べることのできる美女でございます。)3人に共通しているのは笑った時の歯および歯茎が大変美しいことです。
これから、憧れの白い歯や、美しいピンク色の歯茎は、魅力的というだけではなく、肺炎や動脈硬化、心筋梗塞にならずに長生きができ、いいこと尽くしだというお話をEBM(Evidence-Based Medicine)に基づいて説明いたします。

今回のテーマについて、もとより私は歯医者さんではありませんので、あまり自信を持ってお話はできませんが、鳥居薬品のWebセミナー(植野高章教授のご講演)を聴き、口腔ケアがいかに大切かを実感しました。
先生のお話を要約しますと以下になります。
①九州歯科大学岩崎先生の発表では、70~80歳の10年間に歯を28本維持しているグループは、歯が減少しているグループに比べ総死亡数は有意差をもって明らかに低下しています(P=0.02)(日本口腔衛生会誌69:131-138、2019)。
また中国の文献でも29584名を15年追及したところ、歯を喪失しているグループは明らかに 消化器ガン、心臓病、脳梗塞が多いとの報告があります(Abnet CC Et al..INT J Epidemiol 34:467-474,2005)。
日本でも65歳以上、4425名を対象とした調査で、歯が19本以下の人は20本以上のグループに比べると心臓病および肺炎による死亡リスクが有意に高いことが示されています(Aida et al:J Den Res90:1129-1135,2011)。
②植野教授グループの最近の研究によると、歯垢からとってきた細菌をマウスに注射するとマウスの血管は動脈硬化が著明に進行すること。かつ動脈硬化の患者は口腔内の特異的な細菌と関係があったこと等を最近のアメリカ心臓病学会で発表したところ、すごい反響があったとのことです。
歯を失う原因として、喫煙や低栄養による歯槽膿漏、虫歯が多いと考えられます。
正常な歯を持っているグループ(A)と歯が少ないグループ(B)について検討した結果、Bグループは圧倒的に男性が多くかつ喫煙者(P<0.05)が多いことが判明しました。毛細血管を含む動脈硬化はすべての細胞、皮膚の細胞を傷めます。動脈硬化を予防することは美貌を維持するための最も大切なことです。美貌を維持する方法は色々あると思いますが、虫歯や歯槽膿漏を予防し、歯をきれいにしておくことは大切です。
したがって、若く美しい人が優雅にたばこをくゆらす姿はそれなりに美しいとは思いますが、医学的には、動脈硬化を助長させ、高齢になった時、八千草薫さんのような姿にはなれない気がします。さらに、その他様々な理由からも女性の喫煙はお勧めできません。
至極当たりまえの結論に落ち着きましたが、歯をしっかり維持するための口腔ケアは美容を維持する意味でも大切な習慣と思います。
女性でなくても、男性も同様です。ぜひ頑張って口腔ケアをしてください。


2020.12.28

下野新聞

下野新聞に掲載されました。 ……

2020.03.15

歯の大切さについて ~透析患者さんと口腔ケア~

前回は美女と歯の関係を書きましたが、今回は透析患者さ……

2020.01.06

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。 開院22年間……

category