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EVENITY Web Symposium

2024.12.23

2024.12.19
「EVENITY Web Symposium」
主催:アステラス製薬株式会社
12:45~13:20

≪脆弱性骨折予防の観点に基づく最新の骨粗鬆症薬物療法≫

Romosozumab(EVENITY:イベニティ)

<透析患者さんは骨折しやすい>
①透析患者さんでは腎機能が低下し、尿中へのリンの排泄が十分に行えないため、体にリンが溜まりやすくなります。
②リン(P)とカルシウム(Ca)は密接な関係を持っており、血液中のリンが増えると、食物中のカルシウムを腸から吸収する働きを抑えて、血液中のカルシウムを減らします。
③血液中のカルシウムが減少しすぎると、逆に体は血液中のカルシウムを上げようとします。副甲状腺という器官から、PTHというホルモンが分泌され、骨からカルシウムを分解して(骨吸収)、血液中のカルシウムを補おうとします。
④このような状態が続くと、血液中のカルシウムが増えていてもPTHの分泌が続くようになります。これを、二次性甲状腺機能亢進症といいます。二次性副甲状腺機能亢進症になると、骨吸収が進んで骨密度が低下します。
⑤透析患者さんは、このようにして骨密度が低下することなどにより、骨折しやすくなります。透析患者さんは一般の人に比べて、大腿骨頚部骨折が約5倍程度多いことが関連医学会より報告されています。

<当院は?>
・『骨折バスターズ』という、患者さんの骨折予防を考えるチームが機能しており、患者さんのCKD-MBDサポートを中心に骨粗鬆症対策を行っております。アステラス製薬さんにいつも学術教授させていただき、日々勉強しています。

<ロモソズマブ(イベニティ)の登場>
抗スクレロスチンモノクローナル抗体(一般名ロモソズマブ)。

ロモソズマブは骨形成促進剤に分類されますが、最大の特徴は骨形成促進作用と骨吸収抑制作用を両方有する初めての薬であるということです。

世界に先駆けて日本で承認されたため、担当MRさんも営業にとても力が入っていました。注射薬製剤(2本/1回)で、1ヶ月に1回皮下注射を行い、1年間継続します。

国際共同試験の結果でも新規骨折抑制率、骨密度の上昇率も高い結果を示しておりました。ロモソズマブの適応基準では骨密度が非常に低く、脆弱性骨折の危険性が高いなど、しっかり診断を行っていく必要がありますが、多くの骨粗鬆症の患者さんを救う薬になりつつあります。

<まとめ>
・骨粗鬆症に対する薬剤選択は骨折抑制効果のエビデンスを重視すべきであるが、骨密度増加効果も考慮して薬剤選択を行う

・骨折の危険性が高い骨粗鬆症に対しては骨形成促進薬から骨吸収抑制薬への逐次療法が望ましい

・骨折が無く骨密度が骨粗鬆症領域を脱した症例に対して、ビスホスホネート使用例では休薬を考慮してもよいかも知れないが、他の薬剤使用例ではビスホスホネート製剤による治療継続が必要である

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

투석환자의 골다공증 대책으로 Romosozumab에 대해 공부했습니다.

作爲透析患者的骨質疏鬆症對策,學習了Romosozumab。

I studied Romosozumab as a countermeasure against osteoporosis in dialysis patients.

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