人工透析
Oyama Suginoki Clinic
DIALYSIS
透析センター・腎ステーション
Point1
ライフスタイルに合わせた透析治療
当院は、1998年の開院時に透析センターも開設、2014年5月に腎ステーションを開設いたしました。現在、個人用装置1台を含めた全107台の透析装置で、患者様の病状に合わせた治療を行っております。
当院には、午前の透析に加え、午後(夜間)の透析(15:00~)・ミッドナイト透析(18:00~)・オーバーナイト透析(20:00~)があり、患者様のライフスタイルに合った透析をご選択いただくことが可能です。(午前の透析以外は、当院の基準を満たした方のみご選択いただけます。)
患者様が安心・安全に治療を受けられるよう、スタッフ一同サポート体制を整えてお待ちしております。
深夜透析について ミッドナイト透析について
Point2
より良い透析環境を患者様へ
当院では、医師・看護師・臨床工学技師によるチーム医療と充実した設備で、患者様の幅広いご要望と快適な透析ライフに貢献できますよう勉強会や研修会への参加、自己学習などの自分自身のレベルアップに励み、より良い透析環境を患者様にお届けするよう努力しております。 種々の合併症に対しても早期からの治療を目指し、透析患者様によくみられる循環器疾患や糖尿病疾患等につきましては、当院の専門医が対応いたしますとともに、必要に応じ専門医療機関へのご紹介も行っております。
また、入院施設も完備しておりますので安心して透析治療を受けていただくことができます。 ご希望により送迎も可能ですので、お気軽にご相談ください。
Point3
ご休憩をゆったりと
ゆったりとしたソファーを配備したロビーをご用意いたしました。
透析前後などにゆっくりとご休憩していただけます。
また、ご家族のかたにお待ちいただく際もご利用ください。
SCHEDULE
透析開始時刻・担当医
※1自治医科大学附属病院医師
※2第2・3・4 土曜日:自治医科大学附属病院医師
第1・5 土曜日:副院長
EQUIPMENT
設備
ベッドサイドモニター(患者監視装置)
透析ベッド数 113床(うち個人用透析装置 1台)
最新型の機器を有し、患者様に最適な透析手法で行うことが可能です。
透析支援システム
グリーン情報システム株式会社の透析支援統合システム「Dr.HEMODY(ドクター・ヘモディー)」により、患者様の透析中の経過や検査結果などを一括管理しております。
免疫反応測定装置・多項目自動血球計数装置
当センター備え付けの検査装置により、患者さまの炎症や感染症の早期診断を行なっております。
超音波検査装置
患者さまに、痛みや苦痛を与えることなくスピ-ディに精度の高い診断が出来るように、高感度・高密度に画像を表示できる超音波診断機器を設置しています。
さらに、透析センターでは2機種のポータブル型超音波機器を常備し、ベッドサイドにおいてでも、迅速な検査ができる体制を整えております。
近赤外線治療機
透析中に、スーパーライザーによる近赤外線治療を行い疼痛の緩和を行なっています。
血管赤外線治療器(フィラピー・ペリケア)
特定の波長の遠赤外線を照射することで、血流を改善します。透析患者様のシャントのケアやフットケアなどに使用します。
バリアフリー体重計
お身体の不自由な患者さまは、車椅子のまま体重を計ることができます。
アメニティ
透析センターは各ベッドにアーム式の液晶テレビ、腎ステーションは各ベッドにポータブルテレビ&DVDプレーヤーを設置しており、無料でご利用いただけます。
ご視聴の際は、他の患者様のご迷惑にならないよう、イヤホンをご使用ください。
送迎サービス
当院では、自力で通院が困難な方向けに自宅~当院間の送迎を行なっております。 お身体の不自由な方のために、車椅子対応の車両も用意してございます。 ご利用希望の方は、お気軽にご相談ください。
ACTIVITIES
透析センターの特色・取り組み
PAD(閉塞性動脈硬化症)への取り組み
近年、糖尿病や高齢者の透析患者さまが増加し、足の動脈に閉塞のある方が多くみられています。
これらの患者さまの足に靴ずれや胼胝(たこ)、鶏目(ウオノメ)、巻き爪などの足のケガや疾患が生じますと、そこから感染症を悪化させ、重篤な症状を引き起こすリスクが非常に高くなります。
ひどくなると潰瘍(ただれてくずれる)や壊疽(くさる)といった足病変がみられ最後には足の切断を余儀なくされるような状態に陥る事も少なくありません。 当院では、これらの足病変の治療と予防のため透析中に
看護師が定期的に足の状態を観察させていただき、適切な指導やケアを提供しています。
足の血流障害を早期に客観的に評価するため、ABIやSPP、サーモグラフィーによる検査を定期的に行なっております。
AED(自動体外式除細動器)
当院では、AED(自動体外式除細動器)を設置して緊急の場合に備えています。
AEDは心室細動等の致死性不整脈を起こしている患者に対し、自動的に心電図波形を解析し、除細動が必要かどうかを判定し、除細動が必要と判定した場合は、音声などにより電気的刺激(除細動)を与えるように指示、心臓を正常な動きに戻す装置です。AEDは一般の方でも扱えますが、より的確・適正な操作が俊敏に行なえるように、講習会の開催や勉強会を行っています。
透析中のリハビリ
当院では、理学療法士によるリハビリを積極的に行っております。リハビリを行うことにより、歩行能力・筋力等が向上、また、関節拘縮予防にもなります。
LEARNING
学会/他活動について
当院では患者さまへより良い透析環境を提供できますように、日々スタッフのレベルアップに努めております。
そのための一環として、各学会への参加活動を積極的に行なっております。
学会への参加演題一覧
血液透析用バスキュラーアクセスに対する血管赤外線治療器(フィラピー)の効果(63rd JSDT)
韓国仁川市との医療観光を考える会議に参加して(63rd JSDT)
台湾旅行透析患者を受け入れて(63rd JSDT)
当院オーバーナイト透析におけるCL-GAPの評価(63rd JSDT)
当院の慢性腎臓病患者におけるリハビリテーションの取り組み(第8回 腎臓リハビリテーション学会)
外来透析患者様におけるリハビリテーション介入前後のADL満足度(第8回 腎臓リハビリテーション学会)
通所リハビリテーション利用者血管指標AVI・APIを測定して(第8回 腎臓リハビリテーション学会)
韓国の透析事情を学んで(62nd JSDT 発表演題)
血液透析患者における足の冷感の自覚症状と皮膚表面温度の関係~ 糖尿病の合併の有無による比較 ~(62nd JSDT 発表演題)
当院地域における介護人員不足問題(62nd JSDT 発表演題)
オーバーナイト透析勤務に対してのスタッフの意識調査を実施して(62nd JSDT 発表演題)
長時間透析施設としての当院の未来~オーバーナイト支援業務の見直し~(61st JSDT 発表演題)
2大災害体験にて当院の対応を考える(61st JSDT 発表演題)
シャントPTAでの血小板由来マイクロパーティクル(PDMP)の動態について~第2報~(60th JSDT 発表演題)
当院が深夜長時間透析に至るまで~導入から1年が経過して~(60th JSDT 発表演題)
PTAでの血小板由来マイクロパーティクル(PDMP)の動態について(58th JSDT 発表演題)
透析患者の身体活動量調査を行なって(57th JSDT 発表演題)
当院外来透析患者への東日本大震災による影響の検討(57th JSDT 発表演題)
市販ソフトを利用した当院のカンファランス効率化の試み(57th JSDT 発表演題)
サーモグラフィーによるバスキュラーアクセス(VA)スクリーニングの有効性に関する検討(56th JSDT 発表演題)
運動習慣定着への試み(56th JSDT 発表演題)
当院透析室の離職率軽減の試み(56th JSDT 発表演題)
当院におけるフットケアの取り組み(55th JSDT 発表演題)
足趾壊疽を起した糖尿病透析(DM-HD)患者の一例(55th JSDT 発表演題)
血液透析(HD)患者におけるhANPと循環血液量減少率(%BV),CTRの相互関係の検討(55th JSDT 発表演題)
服薬状況が改善した症例~シナカルセト塩酸塩が契機となった一症例~(54th JSDT 発表演題)
シナカルセトが著効したと思われる3症例(54th JSDT 発表演題)
PTA後の可溶性フィブリン(SF)の動態について(透析会誌42、2009)
女性血液透析患者の骨マーカー検討と骨ケアープログラム(54th JSDT 発表演題)
PTAによる血栓退縮の化学的作用機作について 第2報(54th JSDT 発表演題)
PTAによる血栓退縮の化学的作用機作について 第3報(54th JSDT 発表演題)
PTA後 soluble fibrin monomer(SF)の上昇例について(第14回 VAIVT研究会)
Soluble fibrin momomer(SF)が上昇した、PTA施行群の動脈硬化関連因子の検討(第14回 VAIVT研究会)
DW(ドライウェイト)に関する集団指導を行なって(53rd JSDT 発表演題)
外部委託による検体取り扱いに関して(53rd JSDT 発表演題)
PTAによる血栓退縮の作用機作について(53rd JSDT 発表演題)
外来透析患者の内服状況調査を試みて(53rd JSDT 発表演題)
DWに関するアンケート調査を実施して(52nd JSDT 発表演題)
当院におけるPTA後の再狭窄患者の履歴調査を実施して(52nd JSDT 発表演題)
透析患者の脳血管病変の検討-脳底動脈を中心にして-(52nd JSDT 発表演題)
透析後起立性低血圧に対する弾性ストッキングの使用経験(51st JSDT 発表演題)
市販データベースソフトを利用した日常業務省力化への取り組み(51st JSDT 発表演題)
糖尿病(DM)を合併した血液透析(HD)患者でのDM合併症が血圧日内変動(ABPM)に及ぼす影響の検討(50th JSDT 発表演題)
MR angiography(MRA)による内シャント狭窄部位の検討(50th JSDT 発表演題)
維持期外来送迎患者の検討(50th JSDT 発表演題)
血液透析(HD)患者における血圧日内変動についての検討~糖尿病患者と非糖尿病患者との比較~(49th JSDT 発表演題)
当院における調理実習についての考察(49th JSDT 発表演題)
TEMPORARY DIALYSIS
臨時透析
当院では、帰省やご旅行・お仕事のための臨時透析をお受けしております。
臨時透析をご希望される方は、以下のご利用案内をお読みください。
午前透析は9:00~、午後・夜間透析(月・水・金のみ)は15:00~入室開始となります。
透析センターの玄関は8:00に開きます。
※深夜・ミッドナイトの時間帯は、臨時透析をお受けできません。
ご利用案内
Step1 お問い合わせ・ご予約
ご希望日の2週間前までにお電話(0285-30-3456)にてお問い合わせください。
当院での透析が初めての方は、まず診療情報提供書・透析条件をFAX(0285-24-7777)にてお送りください。精査した後、ご連絡いたします。
2回目以降の方は、ご希望日の1週間前までにご連絡ください。
ご予約をお取りし、ご予定に合わせた来院時間をご案内いたします。
Step2 当日ご持参いただく書類・持ち物
・診療情報提供書
・透析条件
・透析記録(3日分)
・保険証(マイナンバーカードまたは資格確認証)
・特定疾病療養受領証
・お薬手帳
・バスタオル(1枚)・フェイスタオル(1枚)
・止血バンド(使用している場合)
・スリッパ(貸出用スリッパがございます。110円でご購入いただくことも可能です。)
・飲料水(お薬を飲む方、水分補給が必要な方)
・透析中に内服するお薬(ある場合)
・イヤホン(110円でご購入いただくことも可能です。)
・その他、普段透析中にご使用になっているもの
Step3 臨時透析当日
・事前にご案内したお時間にお越しください。玄関のサーマルカメラで検温をお願いいたします。透析待合ロビーより透析室へお入りいただき、スタッフへお声がけください。
・更衣室はございますが、ロッカーはご利用になれません。お荷物はベッドまでお持ちください。ベッド下に収納がございます。
※当日、37℃以上の発熱、咳、鼻汁、下痢、嘔吐などの症状があった場合、もしくは、発熱がなくても、いつもと体調が違う場合は、来院前に必ずお電話(0285-30-3456)にてご連絡ください。検査を行います。検査の結果および医師の判断により、感染個室(別途料金がかかります)で透析を行う場合がございます。
Step4 入室~透析開始~透析中
・入室後、体重を測定し、ベッドへご案内いたします。お仕度をしてお待ちください。穿刺までお待ちいただく場合がございます。
・透析ベッドには備え付けのテレビがあり、無料でご視聴いただけます。ご視聴の際はイヤホンをご使用ください。
・透析室内はFree Wi-Fiがご利用いただけます。SSID・パスワードはスタッフへお問い合わせください。
・臨時で投薬が必要な場合、当院からの処方が可能ですのでご相談ください。
Step5 透析終了・お会計
透析終了後、体重を測定します。事務にてお会計をお願いいたします。
領収書・かかりつけ医への返書をお渡ししますので、ベッドまたはロビーにてお待ちください。
OVERNIGHT
深夜透析
当院では就労支援を目的に栃木県初となる「深夜透析(オーバーナイト透析)」をおこなっております。
深夜透析は就労支援が目的のため、お仕事をされている方のみご利用いただけます。
20時~22時45分までに入室し、寝ている間に7~8時間の透析治療をおこないます。
深夜透析のメリット
1, 夜、寝ている間に透析を行うため、日中はお仕事に専念することができます。
2, 長時間の透析をおこなうことで健康状態が安定し、健常者とほとんど同じ食事ができるなど、日常生活が大幅に改善されます。
| 実施曜日 | 月・水・金 |
| 入室時間 | 20時から22時45分の間にご入室ください |
| 透析時間 | 寝ている間に7~8時間おこないます |
| 場所 | 腎ステーション(東館)40ベッド(ブース式・個室) |
お問い合わせ
0285-30-3456
深夜透析の定員には限りがございます。 詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
担当:飯島(イイジマ)
MIDNIGHT
ミッドナイト透析
当院での深夜透析(オーバーナイト透析)は、月・水・金曜日の20時から22時45分までに入室、そこからの長時間透析となります。
現在の就労時間は、コロナ禍の影響もあり多種多様で、入室時間や長時間透析等の決め事で、深夜透析をご選択いただけない場合も多いのではないかと思います。夜間帯の受け入れ時間を延長することで、深夜透析をご選択いただけない方の就労支援に繋がるのではないかと考え、「ミッドナイト透析」を開始いたしました。
これまで、夜間(午後)透析は、月・水・金曜日の15時から18時までの入室となっておりましたが、ミッドナイト透析では、予約制で18時~19時20分までに入室、23時30分までに終了となるよう透析を行います。
| 実施日 | 予約制 |
| 入室時間 | 18時~19時20分までにご入室ください |
| 終了時間 | 23時30分までに終了となるよう透析を行います |
お問い合わせ
0285-30-3456
深夜透析の定員には限りがございます。 詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
担当:一杉(ヒトスギ)

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