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心腎連携セミナー

2023.11.08

2023.11.7
「心腎連携セミナー」
~透析と弁膜症治療を結ぶ~
共催:協和キリン株式会社
共催:エドワーズライフサイエンス株式会社

≪ASの診断と慢性透析患者へのTAVIについて≫
大動脈弁狭窄症(Aortic Stenosis:AS)

大動脈弁狭窄症は、全身に血液を送り出す心臓左心室の大動脈弁が石灰化して開きにくくなり、血流が妨げられて心臓の負担が大きくなる病気です。狭窄の度合いが進むと胸の痛みや失神、息苦しさなどの症状が出るようになり、放置すると突然死の可能性もあります。加齢などによる動脈硬化が主な原因です。

透析患者は国内に約35万人。同年代の健康な人に比べ動脈硬化の進行が早いとされ、
心筋梗塞や大動脈弁狭窄症などの合併症が起きやすい。

重い大動脈弁狭窄症のある透析患者に対し、体への負担が小さい「TAVI」(経カテーテル的大動脈弁留置術)を行っている。心臓弁膜症の一つである大動脈弁狭窄症は透析患者に多く見られる合併症の一つ。治療は外科手術が基本とされるが、手術の負担に耐えきれないとして見送られる場合が少なくない。透析患者には認められていなかったTAVIの治療が2021年より選択肢に加わった。

【まとめ】
・高齢者やこれまで開胸手術が困難であった患者に低侵襲に弁置換が行えるようになった。
・透析患者へのTAVIは希望の光になるが、合併症のリスクが非透析患者よりも高い。
治療方針はチームで十分議論する必要がある。
・重症大動脈弁狭窄症の早期診断、早期介入は予後改善に繋がる。
早期診断のため聴診は非常に重要。
・生物学的な年齢ではなく社会的な年齢で治療適応を決めるのが望ましく、カテーテル治療をより知っていただくために、治療に携わる我々は適切な情報提供を行う必要がある。

透析患者の大動脈弁狭窄症に対するTAVIの適応拡大は歓迎すべきこと。開胸手術は患者の負担(侵襲)が非常に大きくて難しいと学んできた。ただ、TAVIも透析患者さんに適応されてまだ2年。まだまだ長期的な視点も必要だろうと思います。今後、症例を重ねて安全性と有効性をさらに検証した報告を待ちたい。

先ずは、しっかり「聴診」ですね。

≪慢性心不全における腎性貧血治療を考える≫

腎機能障害が重度なほど心血管イベントの発症率は高く、また心不全患者では健常者に比べて腎機能低下の程度が高い事が知られています。

このような「心臓」と「腎臓」の関係を「心腎連関」といって、両者の間はナトリウム利尿ペプチド系や交感神経系、レニンアンジオテンシン・アルドステロン系などの神経体液性因子により関係づけられています。

心不全は腎機能低下を招き、腎機能低下は心不全を招くメカニズムの一つが貧血です。貧血は慢性腎臓病や心不全の予後不良因子との報告もあります。

・TSAT:20%未満
・フェリチン:100ng/ml未満

鉄欠乏があればまずは鉄剤の投与をし、鉄欠乏がなければESAを考慮がベースになると思います。
ESAは注射なので基本、侵襲的であること、また抵抗性患者がいたりと問題が生じます。それに対応するならHIF-PH阻害薬(今回は協和キリンさん共催なので、ダーブロック)になると思います。

투석 환자에게는 허용되지 않았던 TAVI 치료가 2021년부터 선택지에 더해졌다.

透析患者没有认可的TAVI治疗从2021年开始被列入了选择范围。

TAVI treatment, which was not allowed for dialysis patients, has been added to the option since 2021.

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