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第24回日本糖尿病教育・看護学術集会

2019.09.22

日時:2019年9月21・22日
場所:幕張メッセ国際会議場

2日間に渡っての学会で、公演も多数のため、当院に関わりの深い演題に絞って参加してきました。

①糖尿病重症化予防について。
皆さんもご存知の様に、透析導入患者の原因疾患第1位は糖尿病性腎症で割合は全体の42.5%になります。本年は2016年に策定された糖尿病重症化予防プログラムの改定もあり、透析導入患者が多い栃木県もかなり力を入れている所です。今回は佐賀県の取り組みを見てきたので報告させて頂きます。まず、行政と医療機関の連携なくして実現は困難な現状であったこと。日々の業務の中で私たちも行政と関わる事は少ないはずです。それは連携の不足を意味し、患者は取り残され、透析導入に進んで行きます。これを予防する為には各々が行政のプログラムに関心を持ち連携への意識を高めなければなりません。行政と医療機関の連携の第一歩は互いに関心を持ち共有する時間を持つ事、幸にも当クリニックには地域連携推進部長の加賀さんが居ます。行政の方針を熟知されたスペシャリストがいる環境の中にいます。他の医療機関と連携が取れている現状から連携のスキルは各スタッフの皆さんには備わっていると思います。あとは行政に関心を持つ事で、今苦しんでいる患者は勿論のこと、地域にも当クリニックが貢献出来るのでは無いでしょうか。

今回の学会で私が感じた事の1つにフットケアへの関心があります。1日目・2日目とプログラムがありましたが、超満員で参加するには30分以上前から並ばないと会場に入れない状況でした。これは関心の高さもありますが、実践したくても良く分からない・自信が無い・怖いなどの意見が日頃の研修でも聞かれている様に困っている医療従事者の多いと捉えることが出来ます。日頃何気なく実施されているフットケアですが、何が正しいのか、爪切り1つでもどこまで切れば良いか。私はまだ知識不足で思い切った処置には怖さを感じます。皆さんはどーでしょうか?また、下肢のアセスメントもフットケアの範疇になります。下肢切断ハイリスクの糖尿病透析患者にはハイケアが必要です。正しく適切なアセスメント、迅速なケアの介入とこれからはフットケアの質も考えて介入すべきだと感じました
今回の学会参加にて持ち帰った情報やアイデアを当クリニックにフィードバックしていきたいと思います。

最後に2日間に渡り学会に参加させて頂きました事。これは不足の人員を補ってくれるスタッフの方が居てこそ成り立つ事です。この場をお借りして改めてお礼申し上げます
有り難う御座いました。

당뇨병 교육 간호 학회에 참가해 왔습니다
我參加了糖尿病教育護士學會。
The Academy of Diabetes Education and Nursing was held in the Makuhari Messe and participated.”

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