第9回 日本腎臓リハビリテーション学会
2019.03.10
2019年3月8日(金)~10日(日)の3日間、大分県別府市・別府ビーコンプラザにて開催され、当院も参加し2演題発表して参りました。今回の学術集会は『腎臓リハビリテーション、理論と臨床の融合~腎臓リハのすゝめ~』をメインテーマに、腎臓リハビリテーションとして約10年の歴史の中で、各医療現場での取り組みが功を奏し、学会としても2011年の学会設立以来、学会を中心に腎臓リハビリテーションの普及啓発活動を継続して来ました。少しずつ医療者及び患者双方の理解が得られてきていると学会事務局の先生方も実感されていると思うのと同時に、私たち従事するコメディカルスタッフも同じ気持ちでいます。
私たちは介護や透析を中心に2014年から腎臓リハビリテーションに注目し、理学療法士と共に、腎臓リハビリテーションの分野でいろいろと検討し実施していますが、保険診療上の担保が不十分である事や、医療従事者の中でもまだ十分な理解が得られたわけではないなど課題も多く抱えています。腎リハ学会では、最終的には職種を超え一丸となって国民の健康に寄与する事を目的としています。そのための研究、臨床、一般国民への普及活動の継続が必要不可欠でしょう。
当院が発表した、オーバーナイト患者の就労支援も高齢者とは違う、働く生産者年代をテーマにしたことで、沢山の賛辞を頂きました。また、オーバーナイトをも同時に紹介出来ましたので、長時間透析が盛んな西日本・九州地方の先生方には浸透しやすい内容であったと考察致します。もう1つの末梢灌流指標を用いた研究結果を報告。簡便に末梢循環状態を観察できる機器として紹介致しました。当院の、動脈硬化指標の数の多さに会場もおどろかれておりました。
本学会が中心になって要求してきた「慢性腎臓病運動療法料」は、平成28年度診療報酬改定では、世界初の「腎不全期患者指導加算」の新規収載という形で一部実現しています。平成30年度改定でも引き続きeGFR45ml/min以下の糖尿病患者に対象を広げる事も認知され、当院デイケアで活躍する理学療法士や作業療法士にとっても意味あるリハビリの実現環境が少しずつではありますが、拡大して来ています。
全国から腎臓リハビリテーションに興味を持つ医療職者が集う事で、まだまだ新しい概念である腎臓リハビリテーションの理解と普及を図るのみではなく、理論に基づいた臨床実践を図りたいと考えています。そして、こうした臨床実践の結果としてCKD患者のQOL(生活の質)向上・ADL(日常生活動作)向上を獲得し、社会参加及び社会に還元できる事を目指します。腎リハに携わるスタッフの質を担保するために、理学療法士・作業療法士と共に看護師・医師が連携し、更なるすぎの木クリニック、リハビリ強化プロジェクトと題し、力を注ぎたいと思います。
今回の学会では特別企画として『風に立つライオン基金』創設者でありシンガーソングライターの“さだまさし氏”が特別ゲストとして参加され、医療者のみではなく、研究者、企業の方等、腎臓リハビリテーションに興味を持つ方々との交流の場となった学会でもありました。
本学術集会参加するにあたり、院長始め、スタッフの皆様にご協力いただきまして、この場をお借りし感謝申し上げます。


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