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院内腹膜透析勉強会

2019.03.05

テルモ株式会社 16:30〜17:30

腹膜透析の知識や技術の向上目的に、腹膜透析勉強会を行いました。
腹膜の歴史から概論を説明受け、わが国において連続携行式腹膜灌流 (CAPD) は1980年より導入され,、1984年健康保険適用となり本格的普及が始まったと詳細を知る。

その後の頻回の診療報酬の改定にもかかわらず、腹膜透析 (PD) の普及率は血液透析約32万人中、約9000人と3%未満と低迷している。2002年高齢者腹膜透析研究会が設立され,、高齢者に対するPD療法への認識が高まったが、2009年版日本透析医学会 「腹膜透析ガイドライン」 が作成され、PD療法の基本的な位置づけを、慢性腎臓病 (CKD) ステージ5に対する包括的腎代替療法の初期治療であるとした。

2012年よりPDとHDの併用療法が診療報酬で認められるようになり、PD療法患者の約20%が併用療法となっている。限りある医療財源の中で透析医療費の増大が問題となっていることから、医療経済的な面から透析医療を評価することが求められている。高齢者、とくに後期・超高齢者におけるPD療法は、必要最小量の透析で余生を自然に過ごせることから、最初に導入を考慮されるべき療法であると考えられている。

腹膜の簡単な仕組みを教わり、バッグ交換のハンズオンを参加者全員が体験。旧式のものに比べ、安全性・衛生面・操作性が格段に改善されており、非常に使いやすい印象を持ちました。腹膜透析の合併症の中でもっとも重篤なもののひとつ被嚢性腹膜硬化症(EPS)があります。病態として腹膜全体が厚くなり、腸が動かなくなります。進行すると腸が癒着し、腸閉塞になることがあります。症状としては、嘔吐、腹痛などお腹が動かない状態(イレウス)になります。原因は、長期間にわたる腹膜透析や重篤な腹膜炎の発症、生体適合性が悪い透析液の使用などによる腹膜劣化が続くことで起こるとされていますが、現状の腹膜ユニットを正しく使用すれば、ほぼほぼ出現ないようです。

次回は、腹膜透析の看護について学ぶ予定です。

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