第8回 うつのみや糖尿病療養指導研修会
2020.02.01
済生会宇都宮病院 14:00~17:00
講演1「透析患者のケアと透析導入予防の取り組み」 芳賀赤十字病院看護部 長谷部明子先生
演題2「地域医療における慢性腎臓病診療」 芳賀赤十字病院 第3内科部長 大西 央先生
年間約4万人が新規導入される透析治療は全国で33万人以上に上り、年間の医療費は1兆6千億円。総医療費の4%を占めることで社会保障への影響が叫ばれています。そこで、厚生労働省は糖尿病透析予防指導管理加算を新設し、2028年には新規導入患者を3万5千人以下にすることを目標にしています。
透析導入の原疾患としては1位糖尿病性腎症42.5% 2位慢性糸球体腎炎16.3% 3位腎硬化症14.7%となっています。慢性糸球体腎炎の割合は年々低下傾向にありますが、依然として糖尿病性腎症は低下することなく、ほぼ横ばいの状態で推移しています。
演題1では透析患者のケアと言うよりも導入時の取り組みと予防が中心の内容でした。CKDとDM患者との関わりの中でスコア評価をし、対象の患者に早期から透析についての話しを織り交ぜ、導入の時に少しでも受容が出来る様に取り組まれていました。維持透析を中心とした私の日頃の関わりの中でもそれぞれの患者毎に受容の度合いは違います。その中で精神的・身体的・社会的な困難が受容を妨げる原因となると説明されていました。精神的困難は透析による生きがいや目標の喪失。身体的困難は高齢による認知症や麻痺など。社会的困難は家族背景やキーパーソンの不在などが挙げられていました。その中でも最も受容を妨げる原因となるのは精神的困難であり、透析による様々な制約を受けることでこれからの人生の見通しを失い拒絶する結果、受容困難になるケースが多い様です。その点で当院ではONHDや旅行透析を中心とした取り組みから透析による精神的困難を少しでも軽減できる様に積極的に取り組んでいることは患者を中心としたとても素晴らしいモデルケースであると改めて感じました。
演題2については当院の宅直でお世話になっている大西先生の講演でした。CKDやDMは不可逆的な疾患であるからこそ特に地域医療の連携を早期から行い、多くの専門医の力を合わせて進行を予防していく必要性があり、CKD患者は全国で1300万人・糖尿病患者と糖尿病を強く疑う人は2000万人に及んでおり、対象者が多いからこそ、それぞれの役割を果たし円滑な診療をすることで病期の進行を遅らせることが出来ればそのメリットはかなり大きいと私も思います。
腎臓の分野は一般内科とは違い適切に診療出来る医師が少なく診断や発見が遅れやすいことも問題視されていました。連携が取れていればこの点でも専門医への早期の紹介で早期診断と治療が受けられるメリットが大きいでしょう。CKDやDMは心血管疾患リスクが上がり様々な疾患を誘発させます。DMに関しては日本人は欧米人よりインスリン分泌が明らかに少ない体質である中で、食事は欧米化している現状では今後も患者の増加に歯止めを掛けるのは極めて困難かと思います。国民病と言われるCKD・DM患者が増え続け、2025年問題から高齢化が更に加速する前に地域連携が円滑に進むことは必須とも言える状況であり、今現在とこれからの患者や取り巻くその周囲の人々をも救うことに繋がるのではないかと感じました。
당뇨병 요양 지도자 연수회에 참가했습니다
参加糖尿病疗养指导者研修会
I went to a diabetic treatment instructor training session.


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