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第10回 栃木スキンケアセミナー

2022.03.10

2022.3.9
「第10回 栃木スキンケアセミナー」
主催:マルホ株式会社

アトピー性皮膚炎をテーマとした学術講演会に参加させていただきましたので報告致します。

当院皮膚科担当医より紹介され、アトピー性皮膚炎の新規ガイドラインも含めて教えていただきました。

アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、皮膚のバリア機能が弱い人は多く見られる皮膚の炎症を伴う病気。良くなったり悪くなったりを繰り返す、痒みのある湿疹を主な病変とする皮膚疾患。

《皮膚のバリア機能》
皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担っており、外からの物質の侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。アトピー性皮膚炎では、これらの「皮膚のバリア機能」が弱まっているため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になっています。「皮膚のバリア機能」はもともとの体質もありますが、皮膚を引っかいたりこすったりといった物理的な刺激や、汗、石鹸、化粧品、紫外線などによっても低下します。

本日の学びから
アトピー性皮膚炎の治療の基本は、抗炎症外用薬であるがプロトピック軟膏(tacrolimus:タクロリムス)は、寛解導入のみならず寛解維持に適した薬剤のようだ。

難治例に対する新しい治療薬として、IL-4とIL-13を抑えるdupilumab(デュピルマブ)が使用可能となったことで、患者さんのQOLは向上するようだ。

JAK阻害外用薬であるdelgocitinib(デルゴシチニブ)が2020.6発売され、2021.3に小児に対しても保険適用となった。

JAK阻害内服薬であるbaricitinib(バリシチニブ)が2020.12に、upadacitinib(ウパダシチニブ)が2021.8に、abrocitinib(アブロシチニブ)が2021.9に保険適用になった。

PDE4阻害外用薬であるdifamilast(ジファミラスト)が2021.9に保険適用になった。

治療の選択肢も増えています。

아토피 피부염의 공부를 했다.
我学习了特应性皮炎。
I participated in a study group for atopic dermatitis.

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