スタッフブログ


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院内勉強会

2019.07.23

「透析患者さんの口腔健康管理」
투석 환자의 구강 관리
透析患者的口腔管理学习会
oral care for dialysis patients
協和発酵キリン

【透析患者さんの口腔トラブル】
○口腔乾燥; 体水分量の減少、内服薬の副作用が影響
○味覚異常;口腔乾燥、尿毒症性毒素、薬剤によることが多い
○歯周病の進行; 唾液分泌低下による自浄作用低下、口腔管理の不十分に伴
*尿毒症による唾液pH上昇、Ca代謝異常により歯石沈着しやすい環境にある *糖尿病のコントロールが悪い場合は特に歯周病も悪化しやすい *Ca拮抗薬が投与されている場合は副作用として歯肉増殖がみられることもある
○口腔粘膜の蒼白、出血斑; 貧血や末梢循環障害による
○血腫、口内炎; 口腔粘膜の免疫機能低下、鋭縁のある歯、唾液分泌低下が影響

【透析患者さんの歯科治療時の注意とは】
○易感染性: 観血処置はもちろん、出血を伴う歯磨き、スケーリングなどについても感染に配慮して慎重に 行う。
○易出血性: 透析治療に伴う抗凝固薬の動態、抗血小板薬の服薬情報、最新の臨床検査値などを把握し、 スタッフ間でも情報を共有しておく。
○血圧管理:
透析患者は血圧が高いことが多いため、必要に応じモニタリングが必要。 血圧測定はシャントを造設している腕の反対側の上肢(現在、ブラッド・アクセスのない腕)で 行う。
○全身倦怠感: 透析後は全身倦怠感を強く感じる場合が多い。予約は体調がもどる透析翌日に取る、体調を考慮して治療計画を立てるなどきめ細かく対応する。
○骨粗鬆症の治療歴: ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)など#の投与歴があるケースでは、抜歯などの外科処置後 に顎骨壊死(原因がBP製剤の場合BP関連顎骨骨壊死:BRONJと呼ぶ)が顕在化することがあ る。抜歯などの観血処置がない場合でも口腔内に初期症状(遅延する疼痛、違和感、粘膜下膿瘍、瘻孔形成や排膿など)がみられないか注意深く観察する。 ちなみに、高度な腎機能障害においてはBP製剤は禁忌か慎重投与となっている。骨粗鬆症のデノスマブ(プラリア皮下注)も顎骨壊死の発症リスクが高いので注意を要する。

たかが口、されど口ではなく、口腔ケアや口腔管理も視野にサポートしていきましょう。

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