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Cutting Edge CKD-MBD 2025

2025.01.28

2025.1.25
「Cutting Edge CKD-MBD 2025」
主催:小野薬品工業株式会社
17:00~19:00 WEB

≪CKD-MBD治療の現状と課題≫
<重要課題>
・CKDの発展・重症化予防
・CKDの合併症予防
・腎代替療法の多様化
※透析見合わせとCKM

≪これからの透析治療≫
【合併症管理において至適な透析療法のあり方を再考する】
<現在のCKD-MBD管理における適切な透析液組成>
①Ca受容体作動薬がCKD-MBD管理の標準治療薬になっている現在のおける適切な透析中Ca濃度は?
⇒低Ca透析液は、低回転骨患者や高Ca血症患者には一定の効果が期待できるが、透析中のQT是正効果や循環動態の安定化を考慮すれば極端な低Ca透析液は避ける事が望ましい。

②CPPsがCKD-MBD管理のターゲットとなっている現在における適切な透析療法は?
⇒透析時間の延長も期待されるが、多くの症例での実践が困難。Ca受容体作動薬の適切な使用を前提として、透析液のバッファを考慮する事も期待されている。

≪これからのCKD-MBD治療≫
【新時代のPTH管理:個別化と厳格コントロール】
<PTHと死亡リスクの関連>
・240pg/mlを超えたところで有意なリスク上昇と関連
・PTH過剰抑制によるリスク上昇は見られず

<PTHと骨折リスクの関連>
・PTHが低下するほど、骨折リスクは低下
(特に大腿骨近位部骨折)
・高齢者、低体重、女性でPTHの影響が増大する可能性

<今後のPTH管理目標値の方向性>
・One-size-fits-allからpersonalized medicine(個別化)へ
・上限値は240pg/ml。下限値を設定する必然性・必要性は?
・骨折防止の観点からは、厳格コントロールが考慮される
・活性型ビタミンD製剤 vs Calcimimetics

【CalcimimeticsはCKD-MBD治療のMain Playerになりえるか】
・最新のコホート研究(JSDT、DOPPS)では、PTHは低いほど骨折リスクが低いことが示されている

・骨折リスクを勘案すると、PTHを下げる手段として、Calcimimeticsを中心に治療することが望ましい

・PTHはより低く保つことで、Ca、Pは低く管理され、死亡リスクを低下させる可能性が示唆される
ただし、急激なCa値低下には注意が必要である

・Calcimimeticsを有効に用いることにより、VDRAの投与の幅が広がると考えられ、CalcimimeticsとVDRAの併用は安定したCa、P管理にもつながると考えられる

≪CKD-MBD治療の展望・Calcimimeticsの新たな可能性≫
<ヒトは必ず年老いて亡くなる>
・エンドポイントは生命予後になることが多い

< Calcimimetics により>
・Calcimimeticsで血清Ca値が下がるのは、PTH抑制による骨へのCaの流入が主である。

Calcimimeticsでより強くPTHを抑制することで、より血清Ca値が下がる。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

CKD-MBD에 대한 스터디 그룹에 참여했습니다.

參加了關於CKD-MBD的學習會。

I participated in a study group about CKD-MBD.

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