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CKD-MBD Symposium 2023

2023.03.10

2023.3.9
「CKD-MBD Symposium 2023」
主催:小野薬品工業株式会社 19:00~20:30 Web

地方自治体に於ける地震等災害時応急対応対策マニュアル変更と応急給水訓練を経験して≫
〈災害時に透析が継続できるためには〉
・建物・透析設備等の損傷がない
・透析を行うための人員確保が出来ている
・患者が来院できる
・水の供給がある
・電気の供給がある
・透析関連必要物品がある

〈応急給水訓練に向けての調査で知り得たこと〉
《医療機関側》
・どこから給水をされるか把握していない
・給水時に使用する貯水槽の点検孔に鍵をつけていない施設がある
・その鍵の保管場所がすぎ分からないこともある
・貯水槽のポンプに自家発電の電源が通じていない施設がある
・給水車の侵入経路や停車位置を予め確保していない施設がある

《水道局側》
・給水車を保持していない自治体が少なからずある
・給水車を融通し合う際の他自治体からの出向者へ情報提供が必要
(医療機関ごとの進入経路を示す詳細地図が無かった)
(貯水槽の敷地内での位置が分からなかった)
・貯水槽の貯水量と必要給水量および給水方法の資料がなかった

〈水道局管理職の方からの決意〉
・安全・安心な水道水を供給することを主体として日々活動している
前橋市内の災害拠点病院となる施設については耐震性の高い耐震管の敷設を進めている
大規模な災害においては日本水道協会の応援要請ルールに基づき全国から支援ができる体制が整っている
・ライフラインの要として活動していきたい
・優先的水道水の確保についての活動を通じ、水道局としての新たな義務に気づけた
・継続して訓練を続け、有事の際にはスムーズな支援が医療機関に出来るようにしていきた

〈まとめ〉

①前橋市防災危機管理課・前橋市水道局・群馬大学医学部付属病院・日本透析医会群馬県支部・群馬県臨床工学技士会とで災害時応急給水訓練を行った

②行政側に、人工透析には多量の水が必要であることを理解して頂くことが重要と考えた

災害時等で人工透析医療機関が優先的応急給水を受けるためには、災害時マニュアルに給水対象機関として人工透析医療機関名が記載される必要があることが分かった

④災害時に応急給水が滞りなく実施されるためには、行政側と協力して事前の実地調査や応急給水訓練を定期的に行うべきだと考えた

⑤今後、各区自治体に於ける災害時マニュアルの中に、応急給水対象として災害拠点病院・救急指定医療機関以外に人工透析医療機関について記載されているか調査し、記載がない場合には記載してほしいと提案したい

≪骨粗鬆症をターゲットにしたCKD-MBD治療≫
〈まとめ〉
・i-PTHがコントロール範囲に入っていても骨塩定量や骨代謝マーカーによる骨粗鬆症をチェックする

Bisphosphonateによる骨粗鬆症治療は2年を目処に行い、適宜ほかの治療への切り替えを行っていく

・抗RANKL抗体薬や抗スクレロチン抗体薬では、投与後の低カルシウム血症やi-PTHの上昇に十分注意する

抗スクレロチン抗体薬では虚血性心疾患の発症の危険性が指摘されていることから投与に際しては十分注意する

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

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