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明日から実践できる!能力開発講座

2025.01.31

2025.1.30
「明日から実践できる!能力開発講座」
~各分野のスペシャリストに学ぶ~Vol.27
❝透析スタッフ向け企画❞
主催:小野薬品工業株式会社
15:00~16:00 WEB

≪厳格化・個別化時代の多職種連携によるMBD管理≫
【血液透析患者の血清Ca値はどのようにかんりすべきか?】
・血清補正Ca値は8.4mg/dl以上、9.5mg/dl未満を管理目標にすること

・二次性副甲状腺機能亢進症に伴う高Ca血症に対して、カルシミメティクスの投与を提案する

【血液透析患者におけるPTH値の評価と管理】
< PTH値の管理目標>
・PTH値の管理目標値は、intact PTH値240pg/ml以下の範囲で症例毎に個別化することを提案する

・高齢、女性、低BMI、骨代謝マーカー上昇を認めるなど骨折リスクの高い症例では、PTH値の管理目標値を低く設定することを提案する

・活性化ビタミンD製剤のみで管理する場合は、intact PTH値60~240pg/mlの範囲に管理目標値を設定することを提案する

<二次性副甲状腺機能亢進症に対する内科的治療介入>
・PTH値が個別の管理目標値より高値の場合は、活性化ビタミンD製剤、カルシミメティクス、または両者の併用により管理することを提案する

・PTH値を管理する際は、血清Ca値を管理目標値内にコントロールすることを提案する

<副甲状腺摘除術(PTx)>
・内科的治療に抵抗する重度の二次性副甲状腺機能亢進症の場合は、PTxを提案する

【骨代謝の評価と管理】
<透析・保存期CKD患者における骨折リスクの評価として、骨密度検査や骨代謝マーカーの測定は有用か?>
・透析・保存期CKD患者の骨折リスクの評価として、DXA法を用いた骨密度検査を施行することを提案する

・透析・保存期CKD患者の骨折リスクの評価として、血清ALP値を用いることを提案する

<透析患者の骨折リスクを軽減するために、どのようにしてPTHを管理すれば良いか?>
・透析患者の骨折リスクを軽減するために、PTHを低く保つことを提案する

・二次性副甲状腺機能亢進症を呈する透析患者さんにおいて、骨折リスクを軽減するため、カルシミメティクスの投与を推奨する

・内科的治療抵抗性の二次性副甲状腺機能亢進症を呈する透析患者さんにおいて、骨折リスクを軽減するための手段としてPTxを提案する

【まとめ】
厳格化・個別化時代のMBD管理において、よりきめ細かい医療を提供していくには多職種連携チームによる横断的対応が欠かせない

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

MBD 관리 방법을 배웠다

我學會了如何管理MBD

I learned how to think about MBD management

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