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パーサビブオンライン説明会

2025.01.17

2025.1.16
「パーサビブオンライン説明会」
主催:小野薬品工業株式会社
12:30~12:50 Web

≪パーサビブ(Etelcalcetide)≫

透析患者への二次性副甲状腺機能亢進症治療薬

二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)とは、副甲状腺ホルモン(PTH)の過剰分泌を引き起こす、頻度の高い慢性腎不全(CKD)の合併症である。

CKDの進行に伴ってリンの排泄が低下すると、ビタミンD活性化障害に伴って血中カルシウム濃度が低下する。

血中カルシウム濃度を高めるために副甲状腺ホルモンの分泌が刺激されるが、やがて副甲状腺ホルモンの分泌が過剰になってしまう。

骨吸収が促進されるため骨痛や関節痛を引き起こし、骨から溶け出したカルシウムとリンが全身の心血管系に蓄積して石灰化することで、動脈硬化などの心血管系障害の発症リスクが高まることが知られている。

パーサビブ(Etelcalcetide)は、7つのD-アミノ酸ペプチドにL-Cysがジスルフィド結合した合成ペプチドで、既存のシナカルセトと同じCaSR作動薬である。

副甲状腺細胞表面のカルシウム受容体に直接作用することで、血清カルシウム値を上昇させずにPTHの分泌を抑制するとともに、血清リン値をも低下させる。

シナカルセトは経口製剤(錠剤)であるが、パーサビブ(Etelcalcetide)は透析終了時に透析回路より投与される、世界初の注射製剤である。

注射製剤のパーサビブ(Etelcalcetide)は、一般的に水分摂取が制限され、かつリン吸着剤などの経口製剤の併用が多い透析患者には、コンプライアンス向上や患者の服薬負担の軽減などが期待されている。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

Etelcalcetide 스터디 그룹에 참가했습니다.

參加了Etelcalcetide學習會。

I participated in the study group of Etelcalcetide.

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