スタッフブログ

Staff blog

2022.6.2|ブログ

明日から実践できる!能力開発講座

2022.5.31
「明日から実践できる!能力開発講座」
~各分野のスペシャリストに学ぶ~
主催:小野薬品工業  zoom

透析の検査値を極めて患者指導に活かす
『患者指導に活かす透析患者の骨ミネラル代謝異常の基礎知識』

CKD-MBDの基礎や治療+患者指導の極意迄、臨床経験を踏まえながら以下の学びを教えて頂きました。

【透析患者指導におけるリンコントロール】

①  リン制限のための低タンパク食は十分なエネルギー摂取を確保できなければサルコペニア・フレイルを勧める可能性があり、高齢透析患者においては、特に注意する必要がある。

②  食品中リン/タンパク比率の低い食品が望ましいと考えるが、透析患者においてはタンパク摂取量が増加し、血清リンが下がった症例で生命予後が最も良好であった

③  高齢になればなるほど十分なエネルギー摂取を確保し、カリウム過剰に注意しながら、適度なタンパク摂取が重要となる

【透析患者における服薬指導】

①    日常から患者さんへ積極的な残薬確認等の声掛けを行って、服薬アドヒアランスの評価を行う。特に投薬しているにも関わらず、リンおよびPTH管理が不良な症例は特に評価を行うようにする

②    服薬錠数が多い場合や服薬回数が多い場合には、注射薬への変更や服薬タイミングをそろえる検討をする

【今日の学び】
①    CKD-MBDは血管石灰化・骨折リスク上昇を介し、生命予後・心血管予後の悪化をもたらす

②    リン吸着薬、カルシミメティクスはCKD-MBDの重要な介入手段であり、コントロールを行うことは生命予後改善と関連性がある

③    食事療法指導におけるリン制限は、十分なエネルギー確保を行った上で、リン/タンパク比率の低い食品を中心に、高齢者の場合は特に適度なタンパク摂取を行う

④    服薬アドヒアランス評価は、MBD管理上も重要であり、特に服薬錠数や回数が多い症例ではより積極的に行うようにする

CKD-MBD의 치료나 환자 지도를 학습한
学习了CKD-MBD的治疗和患者指导
I learned how to treat CKD-MBD and how to teach patients.

2022.6.1|ブログ

透析Expert Seminar

2022.5.31
「透析Expert Seminar」
15:00~16:00 LIVE
主催:キッセイ薬品工業

『栃木には私たちがいる』
~シャント治療、自らつくり自らなおす~

当院としては2回目の視聴になります。

栃木県のシャント管理の中枢病院「せいいかいメディカルクリニック」のインターベンショナルネフロロジーを解説していただきました。

当院の患者さんも数多く受診されており、最終局面的なシャントトラブルも的確に処置していただき、シャントを復活させていただいております。

題名通り、栃木県におけるシャントトラブルの最後の砦であると言っても過言ではありません。

今後とも、宜しくお願い致します。

Vascular Access치료를 전문가 의사보다 배운다
向专家医生学习Vascular Access治疗
An expert doctor taught me about Vascal Access treatment.

2022.5.27|ブログ

北東北透析合併症WEB講演会

2022.5.26
「北東北透析合併症WEB講演会」
19:00~20:20 Web
主催:扶桑薬品工業 株式会社カネカメディックス

【解決されていない尿毒素】
蛋白結合性尿毒素の除去については、35年経過しても解決されていない。
解決されていない尿毒素であるアルブミン結合尿毒素に対する解決法として、
On-line-HDFと吸着療法など多方面からの対応が必要。

【透析患者に潜むフレイル評価と予後への影響】
フレイル評価の問題点
①  明確な測定方法が無い=正解がない
②  治療法が少ない

フレイル評価の課題
正解がない、特効薬が無い

透析患者に潜むフレイルの評価は課題だらけ
フレイルは強力な予後因子
改善策(介入)は大きな課題である

투석환자의 잠재적 Frailty 평가는 과제 투성이며 개입도 어렵다.
透析患者潜在的Frailty评价存在很多课题,介入也很困难。
The potential FRAILY assessment of dialysis patients is challenging and difficult to intervene.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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