スタッフブログ

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2023.3.17|ブログ

CKD-MBD Symposium 2023

2023.3.16
「CKD-MBD Symposium 2023」
主催:小野薬品工業株式会社
19:00~20:20 Web

《AI技術の透析医療への応用》
〈医療AI(ARTIFICIAL INTELLIGENCE)とは〉
医療分野に活用される人工知能
①ゲノム医療
②画像診断支援
③診断・治療支援
④医薬品開発
⑤介護・認知症
⑥手術支援

〈透析医療におけるAI活用〉
・最適な除水量・基礎体重
・透析中の血圧低下予測
・透析での溶質除去率・除去量
・貧血・Ca/P管理(薬剤調整)
・アクセス管理(閉塞予防のための必要な治療介入時期を予測)

〈AIを透析医療に活用するための今後の課題〉

・技術的には、AIに学習させるための質の良い教師データをどのようにして集めるかといった課題
・正確をつけるアノテーション作業を誰がやるのかという課題
・AIの思考プロセスが分からないという側面⇒出した答えが信頼できるものか

AIは道具であり、医師の道具としてうまく医療の中で活用できるのが理想

医療AIを使うことで、結果的に医療の質が上がったり、効率が上がったり、コストが下がったりすれば、患者にとっても大きなメリットになりうる

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

2023.3.17|ブログ

広島県内科学学術講演会

2023.3.14
「広島県内科学学術講演会」
主催:広島県内科会
共催:東亜新薬株式会社
19:00~20:20 Web

《腸内細菌と健康》
〈糞便微生物移植移植(FMT)の可能性〉
(腸内細菌の働き)
①エネルギーの供給(短鎖脂肪酸)

②上皮細胞の増殖、粘液分泌機能による腸内環境の恒常性維持

③ビタミンの供給

④制御性T細胞、IgA産生細胞などの免疫細胞の増殖・分化・成熟化

〈まとめ〉
・腸内細菌は決して「単にそこにいる同居人」ではなく、私たちの健康にとって重要な役割を果たしている

・腸内細菌叢の多様性の低下は、私たちの疾患リスクと関連しており、治療のみならず予防医学的観点からも、腸内細菌叢の多様性を向上させることの意義は大きい

FMTはドナー由来の腸内細菌を用いて腸内細菌叢の再構築を誘導する治療である。
水素ナノバブル水はFMTの効果を高める可能性があり、今後のさらなる研究を要する

・ヘルスケアを拡張したプラネタリーヘルスの概念では、人と地球を一体の有機システムと捉え直し、システム全体の最適化を目指す

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

장내 세균과 건강에 대한 스터디 그룹에 참가했다
参加了关于肠内细菌和健康的学习会
I attended a study group on intestinal bacteria and health.

2023.3.17|ブログ

Diabetes Web Seminar

2023.3.14

「Diabetes Web Seminar」
主催:大正製薬株式会社
18:30~19:00 Web

肥満糖尿病患者の血管と腎臓を守るための薬物療法と外科治療》

・肥満糖尿病を自己責任論(≒スティグマ)で放置すると、透析患者が増加し国民の負担も増える。

・CAVIは、心血管イベントや透析を予防するためのサロゲートマーカーとして有用である。

・BMI35(一部32)以上では、6ヶ月の内科治療で体重減少や血糖コントロールが不十分な場合、漫然と継続せず減量・代謝改善手術を考慮すべきである。

・SGLT2阻害薬は、糖尿病患者のCAVI低下、心血管・腎イベント抑制、肝障害改善を期待できる糖尿病治療薬である。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

비만 당뇨병 환자의 신장 위험을 배웠다
学习肥胖糖尿病患者的肾脏风险
I learned about kidney risk in obese diabetic patients.

 

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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