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スロージョギング

2025.2.19 ブログ

スロージョギング

2025.2.16
STEC(Simotsuke Therapeutic Exercise Circle)
下野運動療法勉強会

「スロージョギング」

천천히 달리는 운동
慢跑運動
slow jogging

現代人の70-80%は運動不足であり、そのために動脈硬化性疾患、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、癌、うつ病や認知症にかかりやすくなり、寿命を縮めていることが分かっています。
透析患者さんは特に運動不足の方が多く、運動することで生活の質(QOL)が上がり、生命予後が改善する事が知られています。

栃木県をはじめとし、日本全国の透析患者さん(国民)のQOLと生命予後を改善し、同じく運動不足のスタッフも、楽しく運動する機会を得る事で皆で運動習慣を身に付けよう、2010年春に発足したのがSTEC(下野運動療法勉強会:Shimotsuke Therapeutic Excircise Circle)です。

STECでは患者さんに持続できる運動の提供、医療者には患者さんへの運動指導の際、いくつもの運動を体験していた方が指導やアドバイスしやすいとの狙いもあります。私達は、いまや運動種類を100種類以上を体験する事を目標にもしております。

主旨に賛同する栃木県内外の透析施設の医療従事者や患者さんが中心に同士が集まり、楽しく運動する機会を提供したり、最新の知識をLINEグループなどで共有する取り組みが行われています。最近では、近県のいくつかの医療施設や患者さんも参加して、運動習慣をつける取り組みが盛んに計画されています。

森高千里さんの「渡良瀬橋🎵」(1993年1月発売)
の聖地巡礼も同時にして来ました!
32年前の歌ですが、色あせていませんでした。

 

2025.2.17 ブログ

Forxiga CKD Symposium

2025.2.14
「Forxiga CKD Symposium」
共催:小野薬品工業株式会社
共催:アストラゼネカ株式会社
19:00~19:50 Web

≪心腎代謝連関制御のための費用対効果を踏まえたフォシーガへの期待≫

慢性腎臓病を診療するにあたっては、
①末期腎不全への進展防止
②心血管疾患の発症予防
③死亡リスクの軽減
これらの3つを見据えた治療介入が重要。

国際共同第Ⅲ相試験(DAPA-CKD試験)において、
SGLT2「Dapagliflozin:フォシーガ」(10mg)は、腎予後、心予後、生命予後の改善を示した。

厚生労働省より
「働く世代の腎臓病対策強化へ」
【政策提言】
腎疾患対策推進プロジェクト2024
「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化に向けて」
~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~

【TAKE HOME MESSAGE】
・高齢社会での健康長寿向上のため、高血圧・糖尿病-脳心血管病-腎臓病による、心腎代謝連関の病態に対する包括的治療が重要

・SGLT2(Dapagliflozin:ダパグリフロジン)フォシーガの多面的エビデンスと適応拡大(糖尿病→心不全→CKD)を受け、心腎代謝連関の病態制御を見据えた費用対効果にも優れたCKD診療が実現

・SGLT2に加えて、MRA、ARNI、(GLP-1、HIF-PH、新規カリウム吸着薬、腎で名ベーション等)の集積しつつある臨床試験と適応拡大を受け、Fantastic Three(+α)for CKDの時代が到来し、行政・自治体との連携、かかりつけ医による早期治療と専門医との密な連携(主治医二人制)を軸にした多職種協働が益々重要だと考える

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

SGLT2(Dapagliflozin)의 다면적 에비던스를 배웠습니다.

學習了SGLT2(Dapagliflozin)的多面證據。

I learned the multi-faceted evidence of SGLT2 (Dapagliflozin).

2025.2.14 ブログ

GLP-1 Web講演会

2025.2.13
「GLP-1 Web講演会」
主催:ノボノルディスクファーマ株式会社
19:00~19:40 Web

≪GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬≫
~循環器疾患管理へのベストシナリオを考える~

<心血管疾患とリスク管理>
【血圧管理】
・血圧を足手する間隔が、「毎回の受診」及び「少なくとも6ヶ月間隔」
・糖尿病合併高血圧の診断基準
収縮期血圧130mmHg以上または、拡張期血圧80 mmHg以上

【高トリグリセリド血症】
・絶食時150mg/dl以上、非絶食時175 mg/dl以上

<食後高血糖のもう一つの悪影響>
・中性脂肪上昇
・食後TG値の上昇は心血管イベントのリスク評価に重要
・随時TG値が167 mg/dl以上になると冠動脈疾患発症リスクは3倍以上に増加

<CKD合併T2DM>
・GLP-1受容体作動薬投与がCVリスクとCKD進行リスクを低減するベネフィットがある

<尿中アルブミン管理目標>
30%以上の低下を目標に管理する

<薬物治療>
・T2DM患者の治療選択には、動脈硬化性疾患・心不全・CKDの合併またはリスク状態を考慮し行う
・SGLT2阻害薬または、GLP-1受容体作動薬の使用は、CKDを伴うT2DM患者への利益が証明されている

< GLP-1 対 SGLT2>
【共通点】
・糖尿病性CKD進行リスク低下への有効性
(GLP-1は非糖尿病性CKDに対する影響は未検証)
・高齢者への安全性
・低血糖リスクの低い血糖降下作用
・体重減少への影響
・HFpEFの影響
(異なるタイプのHFpEFやHFrEFに対する影響は未検証)

【相違点】
・薬理学的作用機序の異なる2剤
(糖代謝ホルモン依存性受容体vsトランスポーター)
・異なる副作用リスク
(消化器系vs泌尿生殖器系)
・心血管細胞・免疫細胞・神経細胞への直接作用の有無

< GLP-1 と SGLT2の併用を考える>
・併用は有用であろう(異なる機序の点から推定)
・併用はCKD進行への影響に対し相乗的作用が期待できるか?
・併用は心不全発症リスク管理にも相乗的作用が期待できるか?

< GLP-1 と SGLT2の併用投与目的>
・よりよい腎保護への影響
・よりよいCVイベントリスク低下への影響
・よりよい心不全発症リスク管理への影響

< GLP-1 と SGLT2の併用投与パターンとして>
・SGLT2が先、GLP-1を追加
・GLP-1が先、SGLT2を追加
・同時処方(エビデンスもなく最も推奨されないが「場合の数」として

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

GLP-1과 SGLT2의 공통점과 차이점을 배운다.

學習GLP-1和SGLT2的共同點和不同點。

We learned about the commonalities and differences between GLP-1 and SGLT2.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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