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第2回 日本フットケア足病変学会

2021.12.14 ブログ

第2回 日本フットケア足病変学会

2021.12.10-11
「第2回 日本フットケア足病変学会」

Japanese Society for Foot Care and Podiatric Medicine 2021

Yokohama

日本フットケア学会と足病医学会が合併してから2年目となります。規模が拡大された事で会員数も増加し、近年注目を集めるフットケアですが今年はCOVID-19が落ち着いてきた事から昨年より多くの参加人数が集まり、ポスター演題だけでも110演題を超える数が集まりました。

当クリニックでも今年よりフットケアチームが発足し、手探りの状況の中、皆様のご協力のおかげで一歩一歩ですが進めることが出来ています。ありがとうございます。今回は当クリニックでもポスター発表をさせて頂き、多くの方々に当クリニックの取り組みを知ってもらうことができました。また、今回参加させて頂き感じたことや学んだことを簡単ではありますが、ご報告させて頂きます。

まず、どんなことが演題に挙がり発表されているのか。今回の学術集会では下肢の血管や爪・創・歩行・装具などについての演題が多く挙げられています。その中でも透析に関わる医療職の方々の発表数はとても多く、言い換えればそれだけ多くの透析患者が足のトラブルを抱えている現状があります。

中でも目を引いたのは地域の患者の想いです。実は足にトラブルのある患者の多くは、かかりつけ医に相談しておらず、ケアの方法も分からず放置または自己判断で処置をしている患者が意外と多いといった発表がありました。その理由として羞恥心や申し訳ないといった陰性感情を抱いてしまうことが原因に挙げられていました。

では私たちはその様な人にどの様に関われば良いか。私たちからアクションを起こすことで、すくい上げることが出来るのではないでしょうか?羞恥心への配慮を忘れず、足の汚れが気になる方には施術前に清拭をしてから笑顔を忘れず施術する。これだけでも患者の心は楽になるはずです。

患者を待たずに医療職者から歩み寄ることで救える足はたくさんあると思います。足を救えば生活の幅が広がり健康寿命も延びます。診療報酬も経営には重要ですが、悪化する前に皆様には積極的に患者介入をして頂きたいと思います。患者の健康は医療職者共通の願いであり目標でもあります。

その為に「今日はあと1人足を診よう」と私たちがアクションを起こして更に継続する事が重要だと思います。また、フットケアの際に少なからず皆様もお困りになる症状の1つに巻き爪があると思います。根本的な治療となれば皮膚科に紹介となりますが、受診行動へのハードルはなかなか高いもので結局はそのままの状態となることも珍しくはありません。

しかし、根本的な治療がコメディカルだけで他院への紹介無しに可能となればどうでしょうか?今回の企業ブースの中で看護師資格があれば解決可能な巻き爪の施術もあり、今後はその様な取り組みにも力を入れていきたいと考えております。分からないことや疑問なこと以外にも、こんなやり方はどうか?等のご意見もとてもありがたいです。皆様と一緒に当クリニックのフットケアを作っていけたら良いなと思っています。

最後に今回の学会参加に際しましてご協力頂いた院長をはじめ多くのスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとう御座いました。

2021.12.9 ブログ

新型コロナウイルス感染症の検査始まる

2021.12.7
「新型コロナウイルス感染症の検査始まる」

すぎの木クリニックでは、今までは保健所や検査専門業者へ、新型コロナウイルス感染症検査『PCR検査』を依頼しており、判定に1〜2日もかかってしまう事で、患者さんには大変ご迷惑をお掛けしておりました。

本日より、当院でも新型コロナウイルス感染症に対する『PCR検査・判定』が可能となりましたので、お知らせいたします。

現在流行しています新型コロナウイルス変異株(デルタ株やオミクロン株)のコロナ感染も陽性・陰性判定できます。

新型コロナウイルス感染症状(発熱・鼻汁・咽頭痛・咳嗽といった非特異的な上気道炎の症状を呈し、ときに嗅覚異常・味覚異常)がある時や症状がない時でも、周囲・職場や身内に新型コロナウイルス感染者がいて心配な時。
また、旅行など外出予定時の新型コロナウイルスの陰性証明が必要な方で、PCR検査を希望される方はお問い合わせください。

※変異株に対しての株種の特定は出来ません
※日曜日のPCR検査は行っておりません
※PCR検査に対して各市町村で助成制度があります(各自で問合せ下さい)。
※当院へのPCR検査問合せ 月~土 9:00~16:00  電話番号:0285-30-3456

suginoki-cl은 Covid-19에 관한 PCR검사할 수 있게 되었습니다.
suginoki-cl可以进行有关Covid-19的PCR检查。
Suginoki-cl can now perform PCR tests for Covid-19.

2021.12.9 ブログ

リンデスWebシンポジウム

2021.12..7
「リンデスWebシンポジウム」
18:30~19:00
主催:アステラス製薬

Linaclotide의 공부 모임에 참가했습니다.
参加了 Lina clotide 学习班。
We participated in the Linaclotide study group.

今回は便秘についての治療戦略を学びました。
昔から “便は健康のバロメーター”“健康維持は快便から”と、良く聞きます。
東海大学医学部内科学系消化器内科学教授 鈴木秀和先生に、『明日から使える! 便秘治療のあらたな治療戦略 ~高齢の便秘症患者さんの満足度向上を目指して~』というテーマで御講演いただきました。

慢性便秘症診療ガイドラインから、便秘サイエンスも進歩してきた。IBSの診断基準(Rome Ⅳ)をベースに、ブリストル便形状スケール(BSFS)による分類で症状を確認すると良い。
慢性便秘症の治療として、生活改善・食事改善がまずは基本で、低FODMAP食の食習慣が推奨される。排便姿勢のレクチャーから、恥骨直腸筋にて生じる直腸肛門角があることから、「“考える人”のポーズ」が便が出やすい姿勢だそうです。

リナクロチド(リンデス錠)は、未変化体では体内にほどんど吸収されず、併用禁忌や注意薬の記載文がなく、肝臓や腎臓機能障害患者さんでも容量調節の記載がないことから、リンデスは、高齢者の多い慢性便秘治療において良い選択肢になり得ると。

排泄は、私たち人間(動物)にとって、無くてはならない生理現象です。きちんと便が出るということは、腸が元気で、有害なものを体外へ押し出してくれている証拠です。

規則正しい排泄により、すっきりした体で健康を維持したいものです。

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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