2020.12.11 | ブログ
「糖尿病セミナーin小山」Webセミナー
『2型糖尿病における新たなる糖尿病治療戦略』
演者:遅野井 健先生(那珂記念クリニック院長)
Type 2 diabetes치료 전략을 배웠습니다.
学习了Type 2 diabetes治疗战略。
I learned about Type 2 diabetes treatment strategies.
今回の内容は医師向けな感がしましたが、知識として必要と感じた事もありましたので、ご報告させて頂きます。
昨今の糖尿病治療は薬剤の進歩が目覚ましく、熊本宣言により患者の状態別HbA1cの目標値の緩和がなされた事でインスリン治療の使用単位が減少傾向の感があります。みなさんも普段目にされているGLP-1受容態作動薬(トルリシティ)が増えてきているのも要因の1つです。またDPP-4阻害薬と言う種類の経口薬も増えています。(エクアやテネリアetc)この両者は同じ様な種類の薬剤で、注射と内服薬の違い位の考えで良いかと思います。
この薬剤の優れた所は血糖値に依存して作用する所や体重増加が少ない所があります。
血糖値依存とは簡単に言えば、血糖値の上昇に伴って作用すること。逆に言えば血糖値が低い時は作用しません。血糖値70mg/dlの人にGLP-1を投与しても低血糖を起こす事はほぼありません。しかし、インスリンは問答無用で血糖値を低下させる劇薬ですので、70mg/dlの状態で使用すればほぼ確実に低血糖を引き起こす事になります。しかも、インスリンは体重を増加させるのに対してGLP-1は体重をほぼ増加させません。体重増加はインスリン抵抗により効果を弱めるので、インスリンの使用量を徐々に増やす結果に繋がります。(多くの患者が徐々にインスリン使用量が増えてしまう理由がこれです)GLP-1は逆に体重を減少させる効果もあり、注射も1回/週と面倒が少なくて済むので幅広く使用されており、近年は美容業界でも使用されています。この様にGLP-1はメリットが大きい事から多くの2型糖尿病の患者に使用されていますが、決して万能ではありません。GLP-1を使用しても血糖値が下がらない場合があります。それはインスリン分泌が少ない患者です。もともとGLP-1はインスリン分泌を高めるホルモンですので、病期が進行し、インスリンがほぼ分泌しなくなってしまった患者には効果が薄くなってしまいます。
そこで今回のテーマにある新たな治療戦略が出てきます。それはインスリン+GLP-1の併用療法です。確実に血糖値を下げるインスリンに低用量のGLP-1を併用する事で低血糖リスクと体重増加を少なくするもので、これにより安定して良好な血糖コントロールを目指す方法になります。勿論GLP-1のみの投与と比べれば低血糖のリスクは上がりますが、リスクを少なくして血糖値は確実に低下させる事が出来るので冠動脈疾患やPAD・CLI患者等の厳格なコントロールが必要な患者にとても有効と考えられます。
今回は主にGLP-1についての内容で挙げさせて頂きました。糖尿病は不可逆的な疾患ですので、治療は患者のライフスタイルによって変化していきます。日常的に患者に接するスタッフの皆様の情報がより良い治療に繋がりますので、みんなで治療に参加して頂けたらと思います。
2020.12.11 | ブログ
施設説明会
群馬県太田市の太田医療専門学校臨床工学科3年生2名が、施設見学に来ました。
技士長より、当院の技士業務内容の説明を聞かれていました。
臨床工学技士
Clincal Engineer = CE
CE을 목표로 하는 학생이 시설 견학을 왔습니다.
以CE为目标的学生来参观了设施。
A student who wants to become a CE came to see the facility.
2020.12.8 | ブログ
第2回CKDオンラインセミナーin TOCHIGI
Online Seminar
アストラゼネカ(Astrazeneca)
院長先生がSession1で『透析患者のカリウム管理〜当院におけるロケルマの使用経験を含めて〜』講演致しました。
ロケルマは、本邦初となる非ポリマー無機陽イオン交換化合物の高カリウム血症改善剤です。
ロケルマ(Lokelma)
ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物
Sodium Zirconium Cyclosilicate Hydrate
원장 선생님이 칼륨 제제의 사용 경험을 발표했다.
院长先生发表了使用钾剂的经验。
Dr. Asakura announced his experience with potassium preparations.
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