2018.7.3 | ブログ
台湾より施設見学
台灣の寬譜遠紅外線治療儀スタッフ5名が、透析施設見学目的
当院の取り組みや体制などを説明致しました。また、台灣
2018.7.1 | ブログ
第63回日本透析医学会学術集会・総会
第63回日本透析医学会学術集会・総会が、平成30年6月29日から7月1日にかけて神戸国際会議場・神戸国際展示場・神戸ポートピアホテル・アリストンホテル神戸・ワールド記念ホールで開催され、スタッフ5名で参加して来ました。
当院からも4演題がノミネートされ、発表者それぞれが当院のアピールもしつつ、当院の透析医療色を前面に出した(オーバーナイト透析・海外交流からの旅行透析等)発表を行い沢山の賛辞を頂きました。
オーバーナイト透析は、全国でも少ないため興味あるスタッフも沢山いるようで、勤務の組み方や勤務スケジュール、業務内容などコアな部分の質問も多く頂き、一つ一つ丁寧に回答致しました。長時間透析が透析患者さんにとって何よりも良い透析だということは、今の透析業界の常識であり、一般透析しかできない施設スタッフからはどのようにしたら出来るのかを模索する姿が多くみられました。真似しやすいようで、容易に真似が出来ないオーバーナイト透析であると改めて強く感じ、当院のストロングポイントであることを再認識しました。ここ数ヶ月で急速に当院の深夜透析希望の患者が増加した背景には、この様に学会できちんと深夜透析を発信している中で共感し応援して下さる多くの医療スタッフの紹介も少なからずありますので、今後も深夜長時間透析の素晴らしさを各学会で紹介して行ければと節に思っています。
当院のもう一つの海外との交流事業である旅行透析は徐々に浸透しているようで、今までにはなかった海外旅行透析のセッションが出来ていました。去年や一昨年の同学会において10演題未満だった海外経験報告も、今年は約50演題近く発表されておりました。私たちがまだ経験していない、アメリカやヨーロッパ諸国、アフリカなどなど、日本の透析だけでなく世界の透析に目を向ける病院が増えてきたことを感じました。演題を通じて見えて来た世界を見据える病院が増えてきた背景には、近年の訪日外国人旅行者の爆発的増加が世界を意識したきっかけだとまとめていた病院が半数を占めていた。
しかしながら、当院の様に外国の相手側の病院と医療協約を結んでいる病院はほぼ皆無であり不安視される声が聞かれる中、当院の外国交流に基づく医療協約数々や書類等の各国対応済みで電子カルテまで反映させている完璧に近い準備をしている。今回もその内容を含む発表を行い大きな賛辞を得ました。当院が推進している海外透析とは、ただ紹介で不安の中行うのではなく、両国両病院と顔が分かり信頼できるパートナーとして両病院で緊急時などの約束事をしっかりと定め、安心して旅行透析が受けられることあります。
毎年、日本透析医学会学術集会・総会は、約20000人の多数の熱心な参加者が集い、腎代替療法を中心に「患者のためになる医療は何か」について真剣な議論や新たなる知識を得る貴重な場となっております。このような重要な大会を参加させていただくことの責任の重大性を毎度感じております。腎代替療法には代表的な血液透析・腹膜透析・腎移植に加えて、近年では再生医療も遠くではありますが垣間見ることができる時代になってきました。一方本邦における透析療法は高齢透析患者の増加にともなう要介護者の増加・看取りケアへの架け橋の議論そして患者数の増加に伴う透析医療費の増大など幾つかの重要な問題を抱え、医療全体が気を引き締めて共通の認識をもって対峙していかないと立ち行かなくなる状況に直面しています。
今年の学術集会のテーマは「腎甦絶技(じんそぜつぎ)」であり、腎代謝療法に従事している全国の仲間たちと共に力を結集し、腎機能と患者活力の甦りを考えます。
日本の透析医療のためだけではなく、当小山すぎの木クリニックは世界に誇れる本邦の腎臓分野の医療を世界に広める、その優位性を国内外から認識していただける好機でもあります。私たちの取り組みがどんなに素晴らしい事なのか、また患者さんから絶大な信頼を得るための絶技や態度を誇りに、今後もスタッフ一丸となり、より高みを目指していきたいと考えています。
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