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ボランティア訪問

2017.6.21 ブログ

ボランティア訪問

「琴城流 大正琴 『琴の音・シルク』」のグループのメンバーが、ボランティア訪問して下さいました。
「ああ上野駅」など、昔懐かしいメロディーや、氷川きよし歌手のズンドコ節は、大変盛り上がりました。
10曲以上に渡り演奏下さり、演奏に合わせ
て利用者さん達も一緒に幸せそうに唄っている姿が印象的でした。

2017.6.18 ブログ

第62回日本透析医学会学術集会・総会

平成29年6月16日(金曜日)より6月18日(日曜日)にかけて、第62回日本透析医学会学術集会・総会が開催され、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜に行って参りました。

日本透析医学会は学会員数17,000名(個人会員、施設会員を含む)を誇る日本でも有数の大きな学会であり、日本透析医学会学術集会・総会は約20,000名の日本における透析療法にかかわる医療関係者が一堂に会する学術集会として知られています。日本透析医学会は1968年(昭和43年)に任意学術団体の人工透析研究会として発足し、1985年(昭和60 年)に日本透析療法学会と改称しています。1993年(平成5年)には社団法人としての認可を受け、日本透析医学会として発展してきました。2012年(平成24年)9月3日からは、公益法人制度改革に伴う法人形態の見直しにより、一般社団法人日本透析医学会として再出発している歴史があります。こうした歴史を、すぎの木クリニックの後輩スタッフにレガシーとして伝承していく必要を強く感じております。

今年の登録演題数は一般演題、指定演題を含めて3,600演題を超え、毎年同様に日本透析医学会学術集会・総会は、毎年多くの参加者のもと、熱い議論が交わされていました。このような日本を代表する有数の学会に参加させて頂き、また発表の機会を与えて下さったことに対して、身に余る光栄な事と感じています。

近年の透析加療は、末期腎不全患者の延命と社会復帰を目的とした透析療法が広く行われるようになってきております。透析は、治療を開始してから、すでに40年以上が経過しています。多くの先人達のご努力により、日本の透析療法は目覚ましく進歩してきました。その結果、日本は現在世界一の透析大国となっています。多くの患者さんが透析をしながら、社会の第一線で活躍されています。日本は、どの国よりも透析患者の予後が良い国として知られています。当院でも行っている、深夜長時間透析の導入も一助を担っており、その技術、経験を世界の旅行透析患者の手助けとして、更なる飛躍をしようと努力している所です。

当院でも少しずつ経験させて頂いておりますが、今後の日本の透析問題として以下の重要な問題に直面し、大きな変革の時期にきている事も事実と思います。それは高齢者の増加に伴い年間の患者数増加率が鈍くなっている事、さらに透析患者数の増加に伴う医療費の増大、終末期医療の議論などです。特に透析患者さんの高齢化、合併症を有する患者さんの増加は今後直面する可能性の高い重要な問題点と言えます。これらの問題に対しても、朝倉院長を中心に、スタッフで考えて行かなければなりませんし、他の施設の動向も注視しながら、取り組んでいきたいと考えております。

今後、制度の見直しも議論されるようになり、まず医師にとって新たな専門医制度が2017年から開始される事になっていますが、未だその方向性が見えていません。特に日本透析医学会は現在まだ未承認の学会として日本専門医機構のヒヤリングを受けているそうです。今後できるだけ早い時期に日本専門医機構の認定を受けるべく専門医制度委員会が中心となり、新しい専門医プログラムの確立に取り組んでいるとの報告がありました。
この専門医制度機構の整備指針にそった専門医プログラムの確立も重要な課題です。さらに看護師の分野でも厚生労働省の特定(行為のできる)看護師、日本看護協会の認定看護師、さらに日本腎不全看護学会の透析療法指導看護師等などの資格が知られています。また臨床工学技士の資格として日本臨床工学技士会の専門臨床工学技士認定制度、透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・ 日本移植学会・日本透析医学会)の透析技術認定士などの資格が知られています。このような資格制度のあり方は今後看護師、臨床工学技士、さらに栄養士等の分野でも議論されていく可能性があります。日本透析医学会は日本看護協会、日本腎不全看護学会、日本臨床工学技士会、日本腎臓リハビリテーション学会、長時間透析研究会、さらに日本血液浄化技術学会等とも連携して専門医制度のあり方を考えて行くことが重要と思われます。
資格制度のあり方を議論する時期に突入していると感じており、日本透析医学会の方向性等も早い時期に明確に示そうとしております。
我が国の統計調査は世界的にも認知されたデータベースであり、今後もその充実は極めて重要な課題です。
ガイドラインの整備も多方面から要望されています。当院としましても、訪日旅行透析外国人数や邦人海外透析数の統計も加えて欲しいと、既に日本旅行医学会を通じて要望として提出させて頂いております。我が国オリジナルのエビデンスを世界に向けて発信していく事は日本透析医学会の責務でしょう。統計調査の充実と整備を早急に進めていきたいと今学会大会長は話されておりました。

その他にも血液透析に比べて腹膜透析、在宅透析、移植が極めて少ない状況など、これまでも指摘されている多くの問題に対して日本腎臓学会、日本腹膜透析医学会、日本移植学会、日本臨床腎移植学会等の関連学会とも協調して、日本の腎不全医療の適切な状況を検討し、患者さんに最適な医療を提供できるよう学会員の皆様とも協力して取り組んでいきたいとも、今学会大会長は熱く講演しておりました。

今回、第62回日本透析医学会学術集会・総会のテーマは、「変革期に来た透析医療~明るい未来を築くために~」です。私としては、当院の旅行透析、深夜長時間透析などは特に、テーマに沿った内容だと思いました。この学術集会から、同じ方向性の前向きな透析施設の発表を多く聞き、学べたことは当院にとっては大きな財産であり、より飛躍できる材料ともなったことは言うまでもありません。朝倉院長を中心に、これらの事業をより深く探求し、そのような中から、すぎの木クリニックが、気持ちよく開院20周年を迎えるために、明るい未来を目指す機会になったと考えております。

2017.6.16 ブログ

医療友好協定

本日、韓国釜山ボミルヨンセ内科医院のイ院長が、深夜透析を見学。また、アジア旅行透析事業の協力・連携のため、両機関内で「医療友好協定」を締結致しました。

오늘 한국 부산 의 범일연세내과 의원의 이 원장님 께서 심야 투석을 견학 하셨습니다. 또한 아시아 여행 투석 사업의 협력·연계를 하기 위해서 양기관 내에서 “의료 우호 협정”을 체결하였습니다.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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