スタッフブログ

Staff blog

2023.3.23|ブログ

レオカーナ初使用

2023.3.20
「レオカーナ初使用」
協力:株式会社カネカメディックス

CLTI(包括的高度慢性下肢虚血)の治療を目的としたレオカーナ治療を当院でもカネカメディックスさんの協力を得て、開始することが出来ました。

Rheocarna를 사용한 CLTI 치료를 시작했습니다.
开始使用Rheocarna进行CLTI治疗。
We started CLTI treatment using Rheocarna.

2023.3.20|ブログ

第13回日本リハビリテーション学会

2023.3.18-19
「第13回日本リハビリテーション学会」

お忙しいところ皆様のご協力のおかげで
、3月18日、19日に大宮ソニックシティーで開催されました第13回日本腎臓リハビリテーション学術学会集会に参加させて頂きましたのでご報告をさせて頂きます。

今回のテーマは連携で生きる腎臓リハビリテーション。

他職種のチーム医療でより生きて行くことから、チーム連携を話題の中心に、慢性腎不全患者に対する、運動療法、教育、食事療法、精神的なケアを含めた新たな内部障害に対するリハビリ(腎臓リハビリテーション)についての各発表がありました。

腎臓リハビリテーションは、栄養の低下、炎症複合合併症の改善、異化抑制、運動耐容能の改善、QOL改善をもたらすことが知られています。

今回の学会で特に印象に残っていることは、医療者目線で考える運動療法は、患者さんの生活を無視した非日常的なものになりやすいという事です。当院CKD外来を担当されている安藤先生も、医療者が管理し患者に指示や助言をする枠内だけ(医療モデル)では運動の継続性は達成困難であると以前からおっしゃられておりました

患者さんにとって医療機関で行うリハビリテーションは、生活の中の極めて少ない時間でしかありません。医療機関内だけリハビリテーションを行ったとしても、それ以外で何もしなければ効果は乏しいものになってしまいます。そこで、生活の中の運動(生活モデル)を積極的に併用した方が良いとの考えがあります。運動は薬と違い、それ自体が楽しみになるという特徴を活かすことで、医療従事者の負担の軽減や、患者さんのモチベーションアップにも繋がります。

また、運動療法は患者さんの継続が難しいと言われます。健常な我々でも、ダイエットや筋肉トレーニングは数ヶ月で辞めてしまう経験もあると思います。どんなに対策を行なっても、人は飽きるものということを念頭に置く必要があります。それでも飽きないように工夫するには、運動を行なった先の目標(ゴール)が必要になります。体の不調を整えて仕事に復帰する、歩ける距離が増えたら旅行に行く、好きなスポーツを見つけて練習して極めてみる。活動が増えることで更にリハビリ効果の上昇が期待されます。そして楽しみ自体がリハビリになれば、人間らしく活き活きと生活することに繋がるのではと考えられています。

最後に、患者さんだけが運動をするのではなく、運動療法を支援する医療スタッフも運動習慣が必要です。例えば、医療スタッフ自身がタバコを吸っているのに、患者に禁煙を促しても中々聞き入れてもらえないこともあります。患者さんだけではなく、医療者も同じ目線で考える。体験する。運動を誘い続ける。生活に合わせたゴールを一緒に考える。当たり前かも知れませんが、今回の学会では、その当たり前が大切ということを再度認識しました。

来月にはSTEC主催のスロージョギングもあります。運動療法に携わるスタッフの1人として、楽しく、ゆるーく、長く続くよう参加人数が増えて頂けたらと思います。

ありがとうございました。

일본신장재활학회에 참가했습니다.
我参加了日本肾脏康复学会。
We have made a presentation at the Japanese Society for Kidney Rehabilitation on the continuation of exercise.”

2023.3.17|ブログ

CKD-MBD Symposium 2023

2023.3.16
「CKD-MBD Symposium 2023」
主催:小野薬品工業株式会社
19:00~20:20 Web

《AI技術の透析医療への応用》
〈医療AI(ARTIFICIAL INTELLIGENCE)とは〉
医療分野に活用される人工知能
①ゲノム医療
②画像診断支援
③診断・治療支援
④医薬品開発
⑤介護・認知症
⑥手術支援

〈透析医療におけるAI活用〉
・最適な除水量・基礎体重
・透析中の血圧低下予測
・透析での溶質除去率・除去量
・貧血・Ca/P管理(薬剤調整)
・アクセス管理(閉塞予防のための必要な治療介入時期を予測)

〈AIを透析医療に活用するための今後の課題〉

・技術的には、AIに学習させるための質の良い教師データをどのようにして集めるかといった課題
・正確をつけるアノテーション作業を誰がやるのかという課題
・AIの思考プロセスが分からないという側面⇒出した答えが信頼できるものか

AIは道具であり、医師の道具としてうまく医療の中で活用できるのが理想

医療AIを使うことで、結果的に医療の質が上がったり、効率が上がったり、コストが下がったりすれば、患者にとっても大きなメリットになりうる

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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