スタッフブログ

Staff blog

2019.1.22|ブログ

医療監視

有床診療所である為、毎年、医療監視を受けています。
今年は、各種マニュアルの改定を含め、自己調査制度を盛り込む様アドバイスを受けました。厳密な指導は無く、皆さんの御協力のお陰で、無事に医療監視を終了する事が出来ました。
細かいご指摘も幾つかありましたので、少しずつ改善に向け行動に移し、さらに良いクリニックになる様、邁進していきたいと考えています。

2019.1.21|ブログ

「第6回うつのみや糖尿病療養指導研修会」

2019.1.19
「第6回うつのみや糖尿病療養指導研修会」に参加させて頂きました。

日本の糖尿病の総患者数は現在約1000万人。国民の5人に1人は糖尿病とも言われております。
今回のキーワードは在宅です。
当院も有床クリニックではありますが、大半の患者様は通院をされています。その中で私たちスタッフが関わることの出来る時間はクリニック内でのほんの僅かな時間になります。それ以外の時間は患者やご家族の方が管理の中心となります。

透析患者と同様に糖尿病患者も自己管理を生涯に渡り続けていかなければなりません。これが如何に大変な事か、「病気なんだから、仕方ない。やらなきゃ仕方ない」当然の正論ですが、それは患者自身が良く承知しています。しかし、実際に管理するのは簡単な事ではなく、それを知る・考える事が患者に寄り添う医療の第一歩になるのだと思います。

仮に在宅ケアの必要な糖尿病を持つ後期高齢者とすれば、今回の会場の参加者が考える血糖コントロールの許容範囲は400mg/dl以下が大多数でした。私も同意見です。随時血糖400mg/dlは当然の事ながら異常高値ですが、糖尿病に罹患した後期高齢者であり、先の人生を考えた時に厳格な血糖コントロールが必要なのか?シックデイのリスクを考えた際に、欠食してもインスリンを自己注射してしまい低血糖による意識障害となるリスクも高まります。
実際に宇都宮市だけでも、在宅で低血糖昏睡で亡くなられる患者様が毎年の様にいます。

多くの我慢と引き換えに血糖値を100台前半の正常値に抑えても得られるものが少なすぎると言う事です。実際に随時血糖が400mg/dl前後でも1~3年以内に糖尿病急性期合併症になるリスクはさほど高くはならないと考えられています。ならば我慢の余生より楽しめる余生を過ごすメリットを取ると言う選択をする訳です。これはあくまで後期高齢者を例に出しており、家族を支える40代の働き盛りの患者では全く話は変わりますので、ご注意下さい。

何れにしましても、多くの制限を強いられる透析患者に少しリンクする部分もあります。厳格な制限も悪いとまでは言いませんが、少しだけ、ゆとりを持った自己管理と楽しめる人生を患者に提供出来たらと考えさせられました。
2010年以降、超高齢化社会となった現在の日本にとって在宅医療・介護は病院や介護施設と同様に医療や介護の現場の最前線の様に感じられました。

2019.1.18|ブログ

ランチョンセミナー Luncheon Seminar

杏林製薬株式会社 Kyorin
Beova ベオーバ

2018年9月21日、過活動膀胱治療薬ビベグロン(商品名ベオーバ錠50mg)の製造販売が承認された。適応は「過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁」であり、用法用量は「1日1回50mgを食後投与」となっている。

近年、人口の高齢化に伴い、QOLへの影響が大きい泌尿器科領域の疾患の中でも代表的なものとして、尿失禁などの下部尿路機能障害(LUTD)が社会的に大きくクローズアップされている。LUTDの大きな原因として、加齢や神経疾患などによる過活動膀胱(OAB)が考えられており、蓄尿障害によって尿意切迫感や切迫性尿失禁などを生じることで、患者のQOLは著しく低下する。日本では、OABの有症状率は加齢とともに上昇する傾向が認められており、今後のさらなる高齢化の進展でOAB患者が増加することが懸念されている。

OABは、潜在的な排尿筋過活動状態に起因していると考えられており、治療薬として膀胱収縮抑制作用を有するムスカリン受容体拮抗薬が広く臨床使用されている。ムスカリン受容体拮抗薬としては、プロピベリン塩酸塩(バップフォーなど)、コハク酸ソリフェナシン(ベシケア)、酒石酸トルテロジン(デトルシトール)、イミダフェナシン(ウリトス、ステーブラ)などである。

しかし、ムスカリン受容体が膀胱以外の唾液腺、腸管、毛様体などにも存在することから、これらの薬剤は口腔内乾燥、便秘、霧視などの副作用や、膀胱での排尿困難、残尿量の増加、尿閉などの新たな副作用の発現が懸念されていた。これらのことから、2011年9月以降、新たなOAB治療薬として選択的β3アドレナリン受容体作動薬ミラベグロン(ベタニス)が臨床使用されている。

ビベグロンは、ミラベグロンに次ぐ選択的β3アドレナリン受容体作動薬である。膀胱のβ3アドレナリン受容体に選択的に作用することで膀胱弛緩作用を示し、蓄尿機能を亢進させる一方で、排尿機能には影響を及ぼしにくいという特徴を有している。また、類薬ミラベグロンと比較して、「生殖可能な年齢の患者には投与をできる限り避ける」という注意喚起(警告)がないことや、薬物相互作用が少なく併用禁忌薬がないことも特徴といえる。

今のところ、腎障害の患者さんには使用できないとの事。

 

院長ブログ/小山すぎの木クリニック