スタッフブログ

Staff blog

2023.4.7|ブログ

血液透析セミナー

2023.4.5
「血液透析セミナー」
主催:バクスター株式会社 18:30~20:00

≪高齢透析患者における運動療法と栄養/透析管理について≫
<透析時運動指導等加算新設と腎臓リハビリテーション>
サルコペニア⇒筋肉量・筋力・身体能力の低下
フレイル⇒筋力や活動が低下

【腎臓リハビリテーション】
目的
・腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させる
・症状を調整し、生命予後を改善
・心理社会的ならびに職業的な状況を改善する
⇒腎臓病があっても元気で長生き

運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラム

【なぜ慢性腎臓病で運動するのか】
心血管病になりやすい⇒
糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、メタボリックシンドロームなど生活習慣病にかかわる心血管病(心筋梗塞、脳卒中など)が多い。
運動や食事である程度予防できる。

サルコペニアやフレイルになりやすい⇒
栄養状態が悪いため、筋肉量減少や運動能力が低下しやすい。

運動療法に腎保護作用がある⇒
動物実験や臨床研究で明らかになってきた。
(酸化ストレスや低酸素に強い身体をつくる。

慢性腎臓病予防のための運動方法は⇒
本格的な運動療法はリハビリ専門医に指導を受ける必要がある。
一般的には身体があたたかくなる軽く汗をかく程度の歩く運動が無難。
筋肉量(筋力)が維持することが重要。

2022年診療報酬
Ⅳ―6①透析中の運動指導に係る評価
人工腎臓を算出している患者に対して、透析中
に当該患者の病状及び

療養環境等を踏まえた療養上必要な訓練を行った場合の評価を新設

人工腎臓

(新)透析時運動指導等加算 75点 (指導開始から90日を限度とする)

CKDにおける栄養管理
・タンパク質を過剰に制限し、総エネルギーが不十分になるとタンパクの異化がおこる。
・タンパクの異化⇔同化
・上腕中間部周囲径や握力で筋肉量を代用可能。
・筋肉量が減ればサルコペニア・フレイルの可能性がある。
糖質や炭水化物を制限している場合は時に脂質を増やす必要がある。MCTオイルなどの使用が必要。

<高齢透析患者に対する運動療法のすすめ方>
〈透析患者に対する運動療法の意義〉
透析患者はフレイルの割合が高いが、進行も早い。

透析患者の筋量・筋力低下要因⇒
廃用・蛋白制限・HDによるアミノ酸喪失・炎症・インスリン抵抗性・GH↓・IGF1↓・ミオスタチン↑・酸化ストレス・アシドーシス・尿毒症

〈透析中運動療法の進め方〉
・透析運動療法開始までの流れ
リストアップ⇒体力評価⇒運動開始⇒定期評価

透析患者に対する運動療法の禁忌
・不安定狭心症
・心不全の増悪
・運動で誘発される心筋虚血
・手術適応のある重症弁膜症
・運動誘発性の不整脈
・コントロールされていない尿毒症状態
・運動制限のある整形外科的疾患
・コントロールされていない高血圧
・糖尿病性網膜症
・運動の同意が得られない患者

主運動の種類=有酸素運動+レジスタンストレーニング
有酸素運動⇒
全身を使って一定の時間継続して行う運動
(ウォーキング、自転車、エルゴメーター等)

レジスタンストレーニング⇒
局所あるいは全身の筋群に負荷(抵抗)を与え、
筋力・筋パワー・筋持久力といった骨格筋機能の向上に主眼をおくトレーニング手段の総称
・・・いわゆる「筋トレ」

透析中に行う運動のメリット
・医療職種の監視下で安全に行える
・透析開始後は心不全が改善し安全に行える
・運動による乳酸が透析液で緩衝される
・週3日の透析日に行うため、習慣化しやすい
・透析除去高率が高まる

<高齢透析患者の運動療法を効果的にする透析療法を考える>
透析運動療法と相性の良い透析療法
・高齢透析患者のADL維持のためには運動療法は有効
①運動療法を継続させるためには血圧を下げない透析(末梢循環の維持)と組織の隅々までWash outする体液浄化の考えが重要

②アルブミン・アミノ酸ロスの少なく、生体適合性の優れた膜の選択によるマイルド透析が相性がよい

▽高齢者のコンディションは変わりやすい事を念頭に栄養状態、⊿BV、運動評価などを見極め、透析条件を頻繁に見直してみよう

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

고령 투석 환자의 운동 요법을 배운다.
学习老年透析患者的运动疗法。
Learn exercise therapy for elderly dialysis patients.

2023.4.7|ブログ

リオナ錠®WEB製品説明会

2023.4.5
「リオナ錠®WEB製品説明会」
主催:鳥居薬品株式会社 12:30~12:45

ドラックインフォメーションでは、
腎臓病でリンが増えているときに用います。また、鉄欠乏性貧血に対し、鉄分を補給する目的でも使われます。

腎臓の働きが落ちると、リンの排泄が十分にできず、血液中にリンが溜まってきます。高リン血症です。このような状態が長く続くと、骨がもろくなったり、リン酸カルシウムが血管壁に沈着し動脈硬化を引き起こしたりします。

心筋梗塞など心血管系合併症をふくめ、体のあちこちに悪い影響がでてくるのです。

リオナ錠は高リン血症を治療する薬で、消化管内で食物に含まれるリンと結合し、リンの体内吸収を抑制します。そして、体内のリンが減少し、高リン血症が改善されるのです。

リンとカルシウムの血清濃度を正常に保つことは、骨の病変を防ぎ、また動脈硬化をおさえて重い心血管系合併症を防ぐことにつながります。慢性腎臓病患者における高リン血症の治療に用います。

更にリオナ錠は鉄分を含みます。そのため、鉄欠乏性貧血にも用いられます。鉄は赤血球の原料です。欠乏すると鉄欠乏性貧血になり、めまいや立ちくらみ、動悸や息切れなどを起こしやすくなります。

鉄分の多い食事をとることも大事ですが、一度、体内の鉄分が枯渇すると、食事だけではなかなか回復できません。このような場合にもリオナ錠で鉄分を補給するのです。

薬理作用をまとめると
・鉄分を有効成分とするリン吸着剤です。消化管内で鉄と食物中のリン酸が結合し難溶性の沈殿を形成することで、リンの消化管吸収を阻害します。

有効成分のクエン酸第二鉄が鉄イオンに還元されて消化管から吸収されます。吸収された鉄は、骨髄で赤芽球に取り込まれ、ヘモグロビン合成に利用されることで貧血を改善します。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります

Riona(Ferric Citrate Hydrate)는 빈혈과 철 보충의 두 가지 약리작용이 있습니다.
Riona(Ferric Citrate Hydrate)具有贫血和补充铁两种药理作用。
Riona (Ferric Citrate Hydrate) has two pharmacological effects: anemia and iron supplementation.

2023.4.4|ブログ

すぎの木クリニック リニューアル

2023.4.4
「すぎの木クリニック リニューアル」

近隣の皆様へ

新年度より、多くの患者様から要望をいただきました診療外来の増設をさせていただきました
《循環器内科》《整形外科》《内視鏡》

また、従来からの
《CKD(慢性腎臓病)外来》《皮膚科外来》
は、現在受診されています患者様が多く、なかなか受診出来ないとの声から、診察日回数を増やすなどの対応させていただきました。

更には、
そもそもクリニック規模で設置していること自体
大変珍しいと驚かれていましたMRI、CT、骨密度測定器(骨粗鬆症の診断)を、今年に最新の機器に入れ替えし、画像診断がより鮮明で詳細・スピーディーに出来るようになり、患者様に大変喜ばれております。

透析分野においても、寝ている時間を利用した宿泊型の透析=深夜長時間透析(栃木県県では唯一)を2014年5月より始め、利用させています患者様のライフスタイル(就労支援目的)に合わせて、スタッフが一丸となり、対応させていただいております。今年(2023年1月)より「ミッドナイト(真夜中)透析」を始め、昨今の国内外における新型コロナウイルス感染症対策緩和措置により、患者様が就労する企業様の残業も増え始めましたので、残業後でもきちんと透析が出来る、24時付近まで対応する体制を整えさせていただきました。

今年度より、患者様の健康的生活習慣を築いていただきたいため、「運動療法」にも力を入れて参りたいと考えております。運動は健康になる、健康を維持するためには必要不可欠な行動です。1人ではなかなか出来ない運動行動を、すぎの木クリニックのスタッフや患者様、利用者様、家族様らを誘い合い、みんな一緒に健康維持に努めて参りたいと思っています。※日曜日を利用した運動イベントも随時企画して参ります。

今後とも、よろしくお願い致します。

외래진료과목(순환기내과, 정형외과, 내시경 외래)을 늘렸습니다.
또 올해가 되어서
신형 MRI와 CT로 교체하여 이미지 진단을 선명하고 상세하게 할 수 있게 되었습니다.

增加了门诊诊疗科目(循环内科、整形外科、内窥镜门诊)。
又到了今年
更换为新型MRI或CT,影像诊断清晰、详细。
We have increased the number of outpatient subjects (cardiovascular internal medicine, orthopedic surgery, and endoscopic outpatient).
And this year
I replaced it with a new MRI and CT, and now I can make the imaging diagnosis clear and detailed.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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