スタッフブログ

Staff blog

2021.5.19|ブログ

オンラインセミナー

「第3回CKDオンラインセミナーin TOCHIGI」
主催:アストラゼネカ

운동 요법의 필요성을 고 칼륨 혈증의 점부터 생각했다
从高钾血症观点出发学习运动疗法的必要性
learn the need for exercise therapy from the perspective of hyperkalemia

院長が座長を務めます、同オンライン講演会にスタッフも一緒に聴講致しました。

今回は、ロケルマ(ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物:Sodium Zirconium Cyclosilicate Hydrate)の臨床経験による有用性や、運動とカリウムについて学ぶことが出来ました。

ロケルマとは、血中のカリウムを下げる薬です。

以前はケイキサレート、カリメートなどの高カリウム血症治療薬がありましたが、このカテゴリで新しい医薬品が発売されたのは実に45年ぶり。

消化管の中でカリウムイオンを捕捉して糞中に排泄させます。消化管の中のカリウムが減少することにより、結果的に体内に吸収されるカリウムも減少し、血清カリウム濃度を低下させます。

また、加齢や運動不足、栄養不良、病気などが原因で筋肉量が減少することで、身体機能の低下を引き起こすことをサルコペニアと言います。サルコペニアは寝たきりの原因となったり、生活習慣病を進行させるため予防が大切です。特に透析患者さんの場合サルコペニアになりやすいと言われています。さらに、人工透析を受ける患者さんにとって、カリウム量の調節は重要な治療の一貫です。しかし、目に見えず、量の計測もできないカリウムは、厳密に調整しようと思うとなかなか難しいもの。また、食材の種類や食材の量から厳密に計算しようと思うと、大変で頭を抱えてたくなってしまいます。

適度で簡単持続できる運動。運動等して構えるのではなく生活リハビリとして簡単に(ウインドショッピングでの歩行、掃除機をかける等の日常生活の中から体動など)とらえれば、習慣化し易い。

カリウムは、運動によりによって酸性になった身体をアルカリ化させ、身体を中性状態に戻すことで、筋肉をつくる筋合成を起こす。カリウムによって、中性状態になった身体は、さらに体脂肪をエネルギーとして使う代謝をすることができる。カリウムの働きで、「ナトリウム・カリウムパンプ」が正常に起こり、運動時のパフォーマンスが上がり、より筋肉をつけることができる。カリウムの働きによって、インスリンが正常に働き、空腹感に悩まされることがなくなるといった効果もあります。

とはいえ、透析の三大療法の食事・薬物・運動において、唯一ほっといて行わないのが運動です。おなかが空けは食事も勝手にしますし、痛みがあれば薬を勝手に飲む。ただし運動は指摘されても行動に移しづらいのが現実。だからこそ、透析において運動療法は最も重要だといっても過言ではないのです。

2021.5.18|ブログ

Webセミナー

「明日から実践できる能力開発講座」
患者さんとの良好なコミュニケーション
主催:小野薬品工業

患者さんらからの信頼を得て活躍出来るスタッフになれます様に、講座を受講しコミュニケーション技術の向上をはかりました。

患者さんが安心して治療や看護を受けていただくためにも、患者さんの不安や悩みを誠心誠意、真摯に向き合い受け止め、適切なアドバイスを心がけて参ります。

투석 환자에 대한 코뮤니테ー션 기술을 배웠습니다.
学习了对透析患者的交流技术。
I learned communication techniques for dialysis patients.

2021.5.14|ブログ

片頭痛を考えるWeb Seminar

清水先生も座長として参加されますセミナーに招待していただきました。片頭痛治療の現状について、時折動画を交えながら分かりやすく学ぶことが出来ました。

簡単には説明出来ない複雑な病態の片頭痛。片頭痛人口は約840万人とも。女性は男性の約4倍で30〜40歳代に多いという。しかしながら、どの年代老若男女も比較的多い印象。

片頭痛と言っても、前兆のある無しでも分けられ、更には典型的前兆を伴う伴わない、脳幹性、片麻痺性、家族性、孤発性、網膜片頭痛、慢性片頭痛・・・と、どれだけの種類があるのか。

片頭痛の症状も、発作、吐き気、嘔吐、持続性の痛み、光や音にも敏感に反応して痛む、体位の変動や運動でも痛みが増強、日常生活に支障をきたす痛みなどさまざま。

片頭痛のトリガーは、ストレスが最大要因のようで、女性の生理現象も非常に多い事が、女性の片頭痛の多さの背景にあるようだ。

片頭痛と軽く高を括っていれば、その判断は間違っていたり、重要な病気が隠れていることもあるため、頭痛専門医に診ていただく事が、改善に向かう最短経路であると知って欲しい。

頭痛のない穏やかな日常生活を取り戻すため、コロナ禍で感染リスクが伴う中であっても、多くの患者さんが外来に来ます。その多くの患者さんらは、元気が無い雰囲気であり、頭痛に悩む毎日を日々過ごされている事が、待合室の様子からも強く感じることがあります。

患者さんの数だけ、片頭痛の種類も存在しているのだろう。今回のセミナーの中で「エムガルティ:Galcanezumabガルカネズマブ」が新しい片頭痛治療薬として説明されました。この薬はCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の働きを抑制することで片頭痛発作を減らし、また新しい片頭痛発作を軽くする効果があるそうです。

今回、片頭痛治療の現状や展望を学ぶことが出来ました。片頭痛の治療の進展がある一方で、まだまだ解明しきれていない部分もあり、治療には根気も必要だと感じました。身近に片頭痛の方がいたら、思いやりのある対応で接することも必要です。

편두통에 대한 공부 모임에 참가했습니다.
我参加了关于偏头痛的学习会。
I participated in a study session on migraine.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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