スタッフブログ

Staff blog

2021.9.1|ブログ

2021年 災害時情報伝達訓練

防災の日に毎年行われております、栃木県透析医会主催の情報伝達訓練に参加させていただきました。
今年の訓練には約56施設が参加され、メーリングリストやSkypeを駆使して、円滑な情報伝達が出来ました。
今回も当院の代表として、オペレーターを知久副技士長に担っていただきました。
訓練ではありましたが、当院の県南ブロックは想提被災患者数が多く、振り分け作業は難航致しましたが、ブロックの垣根を越え協力して下さり、仮想被災患者さんが無事に透析を受けられる調整が出来ました。

災害はいつ発生するか分かりません。
今回の防災の日は、関東大震災から98年。
私たちは、東日本大震災や関東東北豪雨を経験。

だからこそ、
「備えよ 常に」をモットーに
スタッフ全員で真剣に防災について考えています。

방재 훈련을 실시했습니다.지역 내 병원과 연계하여 정보 전달 훈련을 했습니다.
进行了防灾训练。与地区内的医院联系,进行了信息传达训练。
Disaster prevention drills were conducted.
We conducted training to communicate virtual disaster information in cooperation with hospitals in the regionally.

2021.8.24|ブログ

院内勉強会

「ウパシタ」Upacicalcet sodium hydrate (ウパシカルセトナトリウム水和物)
主催:三和化学 共催:キッセイ薬品

ウパシタの薬情説明会に参加しました。
製品名の由来は血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症の患者さんの「明日:あした」へという願いを込めて、「ウパシカルセト」と「明日:あした」を合わせて「ウパシタ」と命名したとか。
ウパシタは新規のカルシウム受容体作動薬です。ウパシタは透析回路静脈側に注入するので、パーサビブと同じ使い方です。
ウパシタは、血中カルシウム濃度のセンサーである副甲状腺のカルシウム受容体を直接刺激するカルシウム受容体作動薬です。
カルシウム受容体を刺激することで過剰なPTHの分泌が抑制され、血中のPTH濃度を低下させるといった作用機序を有しています。
その結果、血中のカルシウム濃度やリン濃度が正常になり、二次性副甲状腺機能亢進症の症状緩和が得られると考えられます。
同様の作用機序(カルシウム受容体作動薬)と投与経路を持つ類薬はパーサビブ静注透析用(エテルカルセチド:Etelcalcetide)です。

UPASITA IV injection syringe for Dialysis
Upacicalcet sodium hydrate의 설명회에 참석했습니다
参加了Upacical cetsodium hydrate说明会
We participated in a briefing session on Upacical cet sodium hydrate.

2021.8.18|ブログ

院内勉強会

「フォシーガ」
主催:アストラゼネカ 共催:小野薬品

SGLT2阻害薬「フォシーガ(FORXIGA)」について説明を受けました。

フォシーガ(ダパグリフロジン: Dapagliflozin)は、経口1日1回投与で単剤療法および併用療法の一環として使われる、ファーストインクラスの選択的SGLT2阻害剤です。成人2型糖尿病患者の食事、運動療法の補助療法としての血糖コントロールの改善の適応と、標準治療を受けている慢性心不全(以下、心不全)に対する効能又は効果の追加承認を受けている薬です。

透析患者さんの大半は、糖尿病からの合併症による腎症併発により透析治療になる方が多いです。糖尿病の治療の観点からのフォシーガは、腎臓において、血液中から一度濾過されたグルコース(ブドウ糖)を再び血液中へもどす作用(再吸収)を抑制し、尿糖として排泄することにより、血糖コントロールを改善させる作用があり、1型糖尿病および2型糖尿病の両型にも効果があるとの事です。

追加された、心不全治療の観点からは、心不全に対する作用メカニズムには諸説ありますが、腎臓を介した作用や血管への作用に加え、心臓への直接的な作用によって心不全への効果をもたらすと考えられています。

Dapagliflozin의 공부 모임에 참가했습니다.
得到了Dapagliflozin的说明
We listened to Dapagliflozin’s explanation.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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