スタッフブログ

Staff blog

2024.2.7|ブログ

「フォゼベル錠」Tenapanor Hydrochloride

2024.2.6
「フォゼベル錠」Tenapanor Hydrochloride
おやつセミナー
主催:協和キリン株式会社

フォゼベルは腸管からのリン吸収を阻害する、高リン血症治療剤です。

フォゼベル(テナパノル塩酸塩)の作用機序
① 腸管上皮細胞の頂端膜に発現するNHE3を阻害します
② 腸管上皮細胞内のH⁺濃度が上昇します(細胞内Ph低下)
③ 細胞間隙のリン透過性が低下します(リン吸収低下)

今までの、高リン血症治療薬(リン吸着薬)とは、作用機序が違うので併用するとリン値が約平均-2mg/dlくらい下がるみたいで、高リン血症の弊害である、骨が脆くなったり・異所性の石灰化への予防も期待できそうです。

また、副作用も下痢ですが今までのリン吸着薬の副作用が分泌だったので、もしかすると併用によって丁度良い状態になるのではと考えています。

フォゼベル自身は腸管からほぼ吸収されることがないため、全身性の作用を示すことなく、腸管選択的に作用すると考えられています。ちなみに、Na+と水分は同じような動き方をするため、Na+の吸収が抑制されると、水分の吸収も抑制されます。その結果、腸管内には水分が滞留しますので、便秘型のIBSに対しても期待できそうです。

※発表内容は演者個人の見解に基づくものであります。

Tenapanor Hydrochloride(PHOZEVEL) 고린혈증 치료제 스터디에 참여하였습니다.

参加了Tenapanor Hydrochloride(PHOZEVEL)高磷血症治疗剂的学习会。

I heard the explanation of Tenapanor Hydrochloride (PHOZEVEL) hyperphosphatemia treatment

2024.2.5|ブログ

第14回 透析運動療法研究会

2024.2.4
「第14回 透析運動療法研究会」

202424日(日)に山形テルサで開催されました、第14回透析運動療法研究会大会に参加させていただきました。

【見せましょう!患者の希望と力になる、運動療法の底力!】をテーマに、私達が運動療法の底力を信じることで患者に勇気と希望を与えたいという気持ちと、大会長の熱い気持ちが含まれており、「底力」という言葉の響きに、当院の運動介入もいろんな方の協力のお陰で、このような学会で発表できるまでに経験・成長が重なって、大変灌漑深く感じております。

近年、多くの他科医学会でも運動療法が注目され、それぞれのガイドラインなどが整備されてきております。透析患者の運動療法に関し、近年では「透析運動療法研究会」や「日本腎臓リハビリテーション学会」が代表格です。

当院も2010年より、国際医療福祉大の安藤康宏教授と共に「下野運動療法勉強会」を立ち上げ、協力して盛り上げ今日に至っています。安藤先生の御尽力はもとより、数多くの患者さんやスタッフ、またその家族の参加も沢山あり、運動定着に向けた活動が展開されてきました。

当院も学会・研究会・講演会など機会をいただいては、「透析運動療法」をご紹介して参りましたが、 未だに多くの医療や福祉関係の仲間から「運動行動の始め方から継続へのコツ」に関する相談を質問されるまでになり、私たちもより多くの方に「運動療法」をご理解いただき、運動療法を推進する仲間になっていただこうと考え、これまでにSTEC(下野運動療法勉強会)で培われたノウハウを、各医学会や研究会等で、ご紹介させていただいております。

今回も微力ではございますが、STECでの運動療法の学びや関わりについて、演題発表をして当院の運動療法介入を紹介させていただきました。

透析患者さんの高齢化が急速に進行しており、当院でも「透析=介護」と言っても過言でい状況にあります。透析患者さんに限らずですが、高齢者のサルコペニア、フレイルが問題になっています。特に透析患者さんの場合は高齢化以外に、透析治療による異化亢進作用、透析中の臥床・合併症による運動量低下、食事制限による栄養障害などの要因が作用しサルコペニア・フレイルに陥りやすくなっています。

要介護の透析患者さんが増加することで、患者さんの家族や医療・介護スタッフの負担も増えていくことが懸念されます。2022度の診療報酬改定では透析患者さんの運動療法について診療報酬が認められ、運動を継続することによってQOLの維持向上が可能になります。透析患者さんのみならず、壮年期からは積極的に運動行動に努めて、サルコペニア・フレイルを予防したいと考えております

本研究会は、「透析患者の健康寿命延伸を目的した運動療法の確立と普及」を目的としておりますが、私たち(すぎの木クリニック)は、透析の有無に関係なく、全ての患者さん・利用者さんをはじめ、スタッフや家族、すべての方たちへ「運動の継続」を啓発・普及につながるよう引き続き考えていきたいと思っております。

明るい未来の為に…。

야마가타현에서 개최된 운동요법 연구회에 참가했다.
운동을 계속하는 것은 어렵지만, 계속하면 근위축성이나 프레일을 예방할 수 있다.

参加了在山形县举行的运动疗法研究会。
虽然很难继续运动,但如果继续运动,可以预防萨尔科芬尼亚和弗雷尔。

I participated in a study group on exercise therapy held in Yamagata Prefecture.
Continuing exercise is difficult, but if you continue, sarcopenia and frail can be prevented.

2024.2.1|ブログ

腎代替療法チーム勉強会

2024.1.30
「腎代替療法チーム勉強会」
15:00〜16:00
主催:Baxter

あらゆる腎代替療法を学ぼうと、昨年末に専門チームを結成。今回は、腹膜透析の勉強会を行いました。最新の腹膜トレンドなど、大変勉強になりました。

신장 대체 요법 전문 팀을 결성했다.복막투석 도입을 목표로 스터디 그룹을 실시했다.

组建了肾脏替代疗法专门小组。以导入腹膜透析为目标,实施了学习会。

A team specializing in kidney replacement therapy was formed.A study group was held with the aim of introducing peritoneal dialysis.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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