2017.3.6

2017.3.6 19:00〜
小山グランドホテル

臨床検査技師より報告

小山地区医師会、日本ベーリンガーが共催で、心房細動で発現する血栓が原因で起きる脳梗塞の予防薬である「中和剤(商品名プリズバインド)のある唯一のDOAC(直接経口抗凝固薬)、直接トロンビン阻害剤プラザキサ」の宣伝を兼ねてました。血液凝固因子は13コありますが、どれが働かなくてもフィブリン(血小板を固めるセメント)が生成されません。トロンビンは血液凝固の最終段階でフィブリンノゲン(セメントの元)をフィブリンにする凝固因子で、それを邪魔する薬です。ヘパリンもトロンビンを阻害する作用ですが、アンチトロンビンという因子を元気にしてトロンビンを働かなくします(効果が数時間なので、透析終了時には切れます)。
高齢化と高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病の右肩上がりの増加で心房細動患者が増えているようです。透析患者さんでは透析導入時に正常洞調律でも、12%が2年以内に心房細動になり、70歳以上の透析患者さんでは30%以上に心房細動がみられるようです。当クリニックでもこの1年の定期心電図で洞調律→心房細動になっていた方が3名ほどいました。心房細動は心房が常にあちこちでビクビク動いてるため、心房内で血液が淀んで血栓ができやすくなっています。その血栓が脳に飛べば脳梗塞になってしまいます。血栓の予防としては、1980年代以降アスピリンを用いた抗血小板療法が主流でしたが、2000年代に入るとアスピリンは心房細動に効果がないという報告があり(血小板という石ころが傷に集まらないようにしても、フィブリンというセメントがあると脳梗塞になる)、以後は主にワーファリンが使われるようになりました。しかし、ワーファリンはビタミンK阻害剤[肝臓でビタミンKの働きで造られる凝固因子Ⅱ、Ⅸ、Ⅶ、Ⅹ因子“肉(Ⅱ、Ⅸ)、納豆(Ⅶ、Ⅹ)で覚える”]なのでビタミンKを多く含む納豆ダメ、風邪薬ダメ、痛み止めダメと医師は使いずらい薬だということです。そんな背景で新たな血栓予防薬としてDOACが出たそうです。今では4薬が開発されDOACが心房細動の血栓予防薬の第1選択薬になっているそうです。しかし、残念なことに腎から排泄される薬剤のため透析患者さんには禁忌ということです。
講演①は超急性期脳梗塞のスペシャリストの新任の自治医大神経内科教授で、経食道エコーを自分でやって脳梗塞の原因血栓を見つけるそうです(自治医大に脳梗塞で運ばれると、あの胃カメラよりかなり太いチューブを飲まなくてはならないようです。でも、超急性期脳梗塞の血栓を溶かす治療t-PA(発症後3時間以内に適応)は、近隣では自治、小山市民と限られています。超急性期脳梗塞は脳細胞の虚血状態を診断するので、CT画像では写らず、MRIの拡散強調画像が必要です。当クリニックでは超急性期脳梗塞の診断は可能ですが、t-PAの使用は施設基準のハードルが高いです)。講演②は自治医大循環器内科准教授で心房細動のカテーテル治療の紹介をしていました。



2017.3.5

2017.3.5(日)

世界腎臓デーに合わせ、『第12回キドニーウォーク』がアルカディア市ヶ谷で開催され、すぎの木クリニック(スタッフ、家族、患者さん)から18名、栃木腎友会+STEC総勢36名が参加して来ました。当院は2012年の第6回大会から連続参加しており、今回で6年連続6回目の参加となります。

キドニーウォーク参加者全体では300人前後といった感じに見受けられた。参加受付にて、お約束のお揃いのキャップを貰い、日本ウォーキング協会の先生指導の下、ストレッチやウォーキングのポイントを教わりました。

ここからは真面目な話になりますが・・・・・・・
腎臓病は一般の人々にとって、かかわりの深い病気であるにもかかわらず、多くの人々がこの病気の知識を持っていないに等しい現状です。腎臓病そのものと、腎臓病が心疾患、高血圧や糖尿病などの病気にどれほど影響するか、メディアも一般世間の人々も余りにも無関心なのです。

腎臓病は心筋梗塞や脳梗塞などを併発しやすく、腎臓病患者の大部分は自分が腎臓病であると気づいていない事が多いのです。そのため、腎臓病と診断された時には、既に病状が進行して健康を害していたり、ひどい場合には生命の危機に瀕していることも少なくありません。

腎臓病は人々の健康を冒し、日常生活を脅かします。腎臓病が日本の医療制度にもたらす脅威と規模は膨大なものなのです。こうした腎臓病のもたらす問題を、皆様とご一緒に大きく改善するために、IKEAJ(正式名称:認定特定非営利法人腎臓病早期発見推進機構)は、世間に向けアピール活動が必要と考え、2006年から始まった「キドニーウォーク」として誕生した経緯があります。

日本武道館、北の丸公園周辺5kmをウォーキング。給水ポイントや、リタイヤ時の送迎もあり、サポートも万全でした。

来年も行われますので、多くの参加者があることを切に願っております。



2017.3.4

2017.3.4(土)

会場:とちぎ健康の森(栃木県宇都宮)

とちぎ健康の森内の、とちぎ健康づくりセンター多目的フロアにて、栃木県看護職就職ガイダンスが行われ参加して来ました。

2部構成となっており、
1部は、平成29年度看護師国家試験対策セミナーが開催され、平成30年3月卒業予定の看護学生を対象に行われました。今年の看護師国家試験は、例年になく出題傾向も変わり、とても困難な国家試験でありました。自分の経験でも、いかに出題された問題が何を答えとして求めているのか、よく文章を読むことが大切で、とにかく落ち着いて試験を受けた記憶があります。
また、看護職再就職応援セミナーも開催され、看護職資格所有者を対象に看護職の職場復帰に向けと題した講演もありました。

2部は個別ガイダンスが行われ、栃木県内を代表する2次医療・3次医療施設が約20施設が、医療機関の特色や職場の雰囲気など、おもいおもいのプレゼンスタイルで、多くの学生や再就職を目出す看護職の方に説明されていました。私は、幾つかの医療施設の説明を聴き、プレゼンの仕方など勉強させていただきました。

看護師不足は何処の医療施設も抱えている問題で、当院も例外ではありません。看護師の充足で、仕事のマンパワーを軽減させてあげたいのですが、看護師が入職されませんと解決出来ない訳でも無いと考えています。今いる仲間を信じ、効率の良い仕事を考えて、チームワーク良く行動すればいいんです。そういう雰囲気の良い施設に人は集まって来るのだと思います。