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CKD Expert Seminar

2022.3.11 ブログ

CKD Expert Seminar

2022.3.10
「CKD Expert Seminar」
『HIF-PH阻害薬の特徴をつかんだ実践的処方』
主催:鳥居薬品株式会社
 HIF-PH阻害薬は5剤競合の中、それぞれの特徴を理解して処方をしなくてはならず、何を基準にしていくかは各医療機関に任させれている。
 今回は、エナロデュスタット(Enarodustat)の使用経験から、次年度の診療報酬改定後のHIF-PH阻害薬の役割や、ESA抵抗性に対しての量用の定め方、鉄やフェリチンから考えるHIF-PH阻害薬の在り方など分かり易く説明下さいました。
 服用支援も、当院とは服用時間帯の違いもあり、大変参考になりました。
 HIF-PH阻害薬の使用条件として
(日腎会誌2020.62(7)711-716より)、
①  腎性貧血は十分な鉄補充後に、ESAもしくはHIF-PH阻害薬を用いて管理。
②  HIF-PH阻害薬を使用する際は、事前に悪性腫瘍・網膜病変の検査を行って合併症の有無など、適切な治療がなされているかを確認の上で開始するとよいのではないか。
③  ESA抵抗性の原因が不明もしくは対応が困難な場合(鉄利用障害など)には、HIF-PH阻害薬への変更を考慮しても良い。
④  高用量のESAからの切り替え直後にHb値の低下が認められることがあり、推移を十分に観察してHIF-PH阻害薬の用量を調節するべき。
⑤  ESAとHIF-PH阻害薬の併用は想定されておらず、行うべきではない。

2022.3.10 ブログ

世界腎臓デー

2022.3.10
「世界腎臓デー」
World kidney day

毎年3月の第2木曜日は世界腎臓デー(World kidney day)です。国際腎臓学会とアメリカ腎臓財団が、腎臓病の早期発見と予防、腎臓病による負担の軽減を目的に2006年に提案し、現在では世界中で啓蒙活動が行われる日となっています。

《世界腎臓デー in Suginoki》

『腎臓の病気の理解』と『腎臓の定期的検査』を当院は推奨致します。

2022.3.10 ブログ

第10回 栃木スキンケアセミナー

2022.3.9
「第10回 栃木スキンケアセミナー」
主催:マルホ株式会社

アトピー性皮膚炎をテーマとした学術講演会に参加させていただきましたので報告致します。

当院皮膚科担当医より紹介され、アトピー性皮膚炎の新規ガイドラインも含めて教えていただきました。

アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、皮膚のバリア機能が弱い人は多く見られる皮膚の炎症を伴う病気。良くなったり悪くなったりを繰り返す、痒みのある湿疹を主な病変とする皮膚疾患。

《皮膚のバリア機能》
皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担っており、外からの物質の侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。アトピー性皮膚炎では、これらの「皮膚のバリア機能」が弱まっているため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になっています。「皮膚のバリア機能」はもともとの体質もありますが、皮膚を引っかいたりこすったりといった物理的な刺激や、汗、石鹸、化粧品、紫外線などによっても低下します。

本日の学びから
アトピー性皮膚炎の治療の基本は、抗炎症外用薬であるがプロトピック軟膏(tacrolimus:タクロリムス)は、寛解導入のみならず寛解維持に適した薬剤のようだ。

難治例に対する新しい治療薬として、IL-4とIL-13を抑えるdupilumab(デュピルマブ)が使用可能となったことで、患者さんのQOLは向上するようだ。

JAK阻害外用薬であるdelgocitinib(デルゴシチニブ)が2020.6発売され、2021.3に小児に対しても保険適用となった。

JAK阻害内服薬であるbaricitinib(バリシチニブ)が2020.12に、upadacitinib(ウパダシチニブ)が2021.8に、abrocitinib(アブロシチニブ)が2021.9に保険適用になった。

PDE4阻害外用薬であるdifamilast(ジファミラスト)が2021.9に保険適用になった。

治療の選択肢も増えています。

아토피 피부염의 공부를 했다.
我学习了特应性皮炎。
I participated in a study group for atopic dermatitis.

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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