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腹膜透析勉強会

2018.10.2 ブログ

腹膜透析勉強会

バクスターの腹膜透析担当者を招き、腹膜透析について院内勉強会を行いました。

腹膜透析(PD:Peritoneal Dialysis)は、お腹の中にある腹膜の機能を利用して血液を濾過する方法です(腹膜とは、胃や腸などの内臓を覆う薄い生体膜のことです)。腹膜透析では、お腹の中と外をつなぐ専用の管(カテーテル)から透析液を注入し、一定時間入れたままにします。すると、腹膜の細い血管を介して、老廃物や余分な水分が徐々に透析液へ移動します。一定時間経過後に、この透析液を体外に排出し、新しいものと交換することで、血液が浄化さ
れます。

腹膜透析は、お腹の中にある腹膜の機能を利用して血液をろ過する方法です。血液透析とは違い、残された腎臓の機能(残存腎機能)も生かしながら、緩やかに透析を行います。腹膜透析では、お腹の中と外をつなぐカテーテルから、お腹の中に透析液を注入し、4〜8時間ほど入れたままにします。すると、腹膜を介して徐々に体内の老廃物や余分な水分が透析液に移動します。透析液の注入と排出は、1日4〜5回程度行います。自宅や外出先でも行えるので、通院は月1〜2回で済みます。また、夜、眠っている時間を利用して、機械を使って自動的に透析液を交換する「APD」という方法もあります。

腹膜透析には、CAPDとAPDの2種類の方法があります。CAPDは、1日2〜4回、患者さんご自身で透析液の交換を行う方法です。1回の交換は30分程度で、自宅や外出先で行えます。

APDは、夜眠っている間に、専用の機械で自動的に透析液を交換する方法です。就寝の前後にセッティングや片付けの作業はありますが、基本的には昼間は自由に過ごすことができます。夜間のみで尿毒素の除去が不十分な場合は、APDに加えて日中に透析液を入れたままにする方法、CCPDが選択されることもあります

残腎機能を生かしながら緩やかに血液を浄化する腹膜透析は、血液透析よりも体(特に心臓・血管系疾患)への負担が少ないといわれています。また、カリウム除去に優れているため、塩分管理は必要ですが、厳格なカリウム制限(果物やイモ類など)は通常は不要です。加えて、通院も月1〜2回と少なくて済み、ライフスタイルに合わせた透析手法が選択出来るため、社会復帰がしやすいのも利点です。

ただ、常にお腹からチューブが出ている状態ですので、見た目の問題に加え、感染に気をつける必要があります。入浴に際しても少し手間がかかります。また、腹膜透析の継続期間には限りがあります。通常は開始後数年間で腹膜の働きが衰え、残腎機能が低下し、血液のろ過が不十分となります。そのときは、他の腎代替療法(血液透析、腎移植)を検討する必要が出てきます。最近では、腹膜透析と血液透析を併用するハイブリッド療法も行われています。

今後、もしかすると当院でも腹膜導入を検討するかも知れませんので、知識として学んでおきたいと思います。

 

 

 

 

院長ブログ/小山すぎの木クリニック