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院内勉強会

2019.4.16 ブログ

院内勉強会

おやつセミナー
「フレイル・サルコペニア」
協和発酵キリン

協和発酵キリンさんには、新入スタッフが患者さんとの関りが増えてきた現状も踏まえ、社会的な問題にもなっている“フレイル・サルコペニア”について、定期的に勉強会をお願いしています。今回も、老年期を学ぶべく全スタッフで受講しました。

おさらいも兼ねてまとめてみます。
サルコペニアとフレイルは、老年医学領域だけでなく、臨床のさまざまな科で注目されるキーワードになってきています。国内外での関心の高まりが、論文数の増加からもうかがえます。しかし、比較的新しい概念のため、重要性は認識されても、定義や介入方法は十分に知られていないと感じることがあります。

フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの関係を整理すると、フレイルは、身体的、精神神経的、社会的な側面を包含する広範な概念とされる。健脚な時期から次第に足腰が弱くなり、寝たきり・関節障害で介護を受けるという運動機能面での脆弱化において、身体的フレイルがそこに深く関与すると考えられる。ロコモティブシンドロームは、この身体的フレイルにおいて、運動器の障害による移動機能の低下を来す病態として重要な位置を占め、サルコペニアは、その基礎疾患と位置づけられる。エビデンスの豊富な診断と治療を提供できる骨粗鬆症や変形性関節症等と異なり、サルコペニアはその点でまだ不十分であり、今後の大きな進歩が期待される。

사르코페니아를 공부합니다

薩爾科費尼亞學習

 

院長ブログ/小山すぎの木クリニック

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